東町 (上尾市)

上尾市東町：歴史、地理、生活の調和

東町は、埼玉県上尾市の中央部に位置する、住居表示が実施された地域です。この記事では、東町の地理的な特徴、歴史、地価、人口、交通、そして地域社会について詳しく解説します。

地理

東町は上尾市の中央部に位置し、東は上尾下、南は日の出、西は愛宕、北は本町や二ツ宮と隣接しています。芝川が地区の北部から東部にかけて流れ、日の宮橋、鎌倉橋、国体橋、新橋が架かっています。主要道路として、国道17号大宮バイパスが地区の西部を、上尾環状線が南部を東西に走っています。

市街化区域に指定されており、主に第一種中高層住居専用地域ですが、一部は第一種住居地域、国道沿いは準住居地域、県道沿いは第二種住居地域となっています。住宅地が広がる一方で、生産緑地地区として耕作地も残されています。かつては芝川流域周辺以外はほとんどが耕作地でしたが、現在は農地が減少しています。地区最南部には、公園緑地や上尾スポーツ総合センターがあります。

歴史

東町の歴史は、1967年の住居表示実施に始まります。この時、大字上尾宿の一部から東町一丁目・二丁目が成立し、未実施区域として東町三丁目も誕生しました。1977年には上尾市立東町小学校が開校し、1979年には埼玉県立春日部養護学校上尾分校（現在の埼玉県立上尾特別支援学校）が開校しました。1982年には県立スポーツ研修センター（現在のスポーツ総合センター）が完成し、1980年代には芝川に架かる橋の架け替えが行われました。

地価

2018年の都道府県地価調査によると、東町二丁目の住宅地の地価は9万6500円/m2となっています。

人口

2019年1月1日現在の情報では、東町の世帯数と人口は上尾市によって発表されています。

交通

東町には鉄道は通っていませんが、最寄りの駅はJR高崎線の上尾駅で、東町二丁目から約1.9kmの距離です。地区内には国道17号大宮バイパス、埼玉県道323号上尾環状線、原市新道、鎌倉街道などの道路が通っています。バス路線としては、上尾駅東口から蓮田駅方面への路線バスや、上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん」が運行されています。

地域社会

東町には東町町内会があり、地域住民の交流を深めています。また、さいたま水上公園（一部町域に掛かる）、スポーツ総合センター、上尾市立東町小学校、埼玉県立上尾特別支援学校、東町会館などの施設があります。東町会館の隣接する墓地には、上尾市指定天然記念物のむくの木があります。また、地内には市指定文化財の月待供養塔も存在します。

東町は、歴史と自然が調和した、住みやすい地域として発展を続けています。地域住民の努力によって、良好な住環境が維持され、次世代へと引き継がれています。

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