東邦大学医療センター佐倉病院

概要

東邦大学医療センター佐倉病院は、学校法人東邦大学が運営する総合病院として、千葉県佐倉市下志津の地に設立されました。1991年（平成3年）の開院以来、地域に根差した医療を提供しています。病院の略称として「東邦大佐倉」とも呼ばれています。一般病床451床を備え、幅広い診療科を有する急性期医療機関として、近隣住民だけでなく広範な地域からの患者を受け入れています。

沿革

当院は、東京都大田区に本部を置く学校法人東邦大学によって、平成3年に開設されました。その後、地域医療における役割を拡大し、2016年（平成28年）には地域医療支援病院として正式に承認されました。これにより、地域の医療機関との連携を一層強化し、効率的で質の高い医療提供体制の構築に貢献しています。

地域における役割と機能

東邦大学医療センター佐倉病院は、その高度な医療機能と地域への貢献度から、様々な公的な指定を受けています。

災害拠点病院: 大規模災害発生時には、傷病者の受け入れや医療支援を行う拠点として機能します。
地域医療支援病院: かかりつけ医等からの紹介患者への医療提供、他の医療機関への逆紹介、医療機器の共同利用などを通じ、地域の医療機関との連携を推進し、地域医療水準の向上に貢献します。
二次救急告示病院: 救急告示病院として、休日や夜間を問わず、緊急性の高い傷病者に対する救急医療体制を整備しています。
地域周産期母子医療センター: 周産期（妊娠後期から生後早期）及び新生児に関する専門的な医療を提供し、母子の安全と健康を守る重要な役割を担っています。
認知症疾患医療センター: 認知症に関する専門的な診断、治療方針の決定、地域の医療・介護・福祉機関との連携調整などを行います。

これらの指定に加え、保険医療機関、労働災害保険指定病院、生活保護法指定病院、身体障害者福祉法指定病院、結核予防法指定病院、母体保護法指定病院、原子爆弾被爆者一般疾病指定病院、育成医療指定病院、更生医療指定病院、養育医療指定病院など、多数の公的医療制度における基幹病院としての機能を果たしています。

診療体制

当院では、多岐にわたる診療科を設置し、様々な疾患に対応できる体制を整えています。主な診療科は以下の通りです。

内科（呼吸器、脳神経、腎臓、膠原病、循環器、消化器、糖尿病・内分泌・代謝、血液を含む）
メンタルヘルスクリニック
小児科
外科（消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科を含む）
脳神経外科
整形外科
産婦人科
皮膚科
泌尿器科
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
麻酔科
形成外科
病理診断科・病院病理部

これらの専門性の高い診療科が連携し、患者一人ひとりに最適な医療を提供しています。

交通アクセス

複数の公共交通機関を利用してアクセスが可能です。

京成本線・山万ユーカリが丘線のユーカリが丘駅南口からは、ちばグリーンバスの「東邦大学佐倉病院正面玄関前」行きに乗車し、終点下車（所要時間約7分）。
JR総武本線四街道駅北口からは、3番バス停よりちばグリーンバスの「東邦大学佐倉病院正面玄関前」行きに乗車し、終点下車（所要時間約20分）。
京成本線臼井駅南口からは、佐倉市コミュニティバス「ユーカリが丘駅行き」に乗車し、「東邦大学佐倉病院」バス停で下車後、徒歩約1分。または、ちばグリーンバス「京成志津駅行き」に乗車し、「東邦病院前」バス停下車後、徒歩約1分。
京成本線志津駅南口からは、ちばグリーンバス「京成臼井駅行き」または「田町車庫行き」または「JR佐倉駅行き」に乗車し、「東邦病院前」バス停下車後、徒歩約1分。

系列病院

学校法人東邦大学は、東邦大学医療センター佐倉病院の他にも、東京都内に以下の医療センターを運営しています。

東邦大学医療センター大森病院（東京都大田区）
東邦大学医療センター大橋病院（東京都目黒区）

これらの病院と連携し、大学病院グループとして高度専門医療から地域医療までをカバーする医療ネットワークを形成しています。

東邦大学医療センター佐倉病院は、これからも地域の中核病院として、安全で質の高い医療を提供し続けることが期待されています。

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