東郷理代

東郷理代のプロフィール

東郷理代（とうごう りよ）は、1975年7月20日生まれの日本のプロボクサーで、スーパーバンタム級に所属しています。彼女はアルファボクシングジム（現在の山木ボクシングジム）に所属し、宮崎県立都城商業高等学校を卒業後、ボクシングの道を進みました。特に、彼女は初代OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者としての称号を持っています。

初期の経歴

高校を卒業してからは上京し、トラックドライバーとして働いていましたが、ボクシングに目覚めたのはその後のことです。彼女はL-1ジムでボクシングを始め、2004年のデビュー戦で水野真基子選手をTKOで下し、華々しいスタートを切りました。デビューから3試合で3連続KO勝利を果たすものの、2005年3月には後にIBFチャンピオンとなるステイシー・リール選手との対戦で判定負けを喫し、さらに6月には塩田華子選手にKO負け。これらの結果を受けて、しばらく引退を決意しました。

JBCでの復帰

2008年にJBCが女性ボクサーの大会を解禁すると、東郷選手は復帰を決め、山木ジムに所属して新たなスタートを切ります。12月10日、横浜文化体育館での三好喜美佳選手との対戦で、1回TKO勝ちを収め、JBCデビューを果たしました。この試合での活躍は評価され、MVPとして「富久信介杯」を獲得しました。さらに、2009年11月には再び三好選手と対戦するも引き分けに終わります。

2010年には周南市で森本烈選手をTKOで下し、2011年4月には三好選手に再挑戦し、3回TKO勝利を収めました。2012年には、亀田興毅選手と清水智信選手のダブル世界戦の前座として、ノル・グロ選手を4回TKOで退け、続けて、6月25日には元日本王者の菊川未紀選手との対戦でもTKO勝ちを収めました。

世界王座への挑戦

2013年7月14日、メキシコでジェネス・ペレス選手が保持するWBA女子世界バンタム級タイトルに挑戦します。もし勝利すれば、当時の日本人最年長世界王座記録を更新することができましたが、残念ながら0-3の判定で敗れ、タイトル獲得には至りませんでした。

東洋太平洋王座の獲得と防衛

2013年11月4日、今度は大阪で川西友子選手とOPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦に臨み見事に判定勝ちを収め、初代チャンピオンとなりました。このとき、彼女は37歳を過ぎ、当時の日本人女子最年長王者となったのです。しかし、2013年2月27日に行われた初の防衛戦では、三好選手に僅差の判定で敗れ、王座を陥落させる結果となりました。

メキシコでのアップセット

その後、4月27日に行われたメキシコシティでの対戦では、元WBCフライ級王者マリアナ・フアレス選手に対してTKO勝利を収め、WBCインターナショナルスーパーフライ級王座を獲得しました。しかし、7月に同選手との再戦では判定負けとなります。

東洋太平洋王座の返り咲き

2013年10月22日、後楽園ホールでの試合で三好選手と5度目の対戦を行い、負傷判定で勝利して再び東洋太平洋王座を奪還しました。

引退

最終的に2014年12月24日に引退を表明しました。引退直前には、新たな王座決定戦を控えていましたが、残念ながらその試合は行われることなく幕を閉じました。彼女の戦績は、JBC公認前の段階で5戦3勝（3KO）2敗、JBC公認後12戦8勝（6KO）1分3敗となります。

獲得タイトル

• - 初代OPBF東洋太平洋女子バンタム級王座（防衛0で陥落）
• - WBC女子インターナショナルスーパーフライ級王座
• - 第3代東洋太平洋女子バンタム級王座（防衛0）

彼女のボクシングキャリアは、多くのファンに支持され、女子ボクシング界においても重要な存在として記憶されることでしょう。

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