東釧路駅

東釧路駅 (Higashi-kushiro Station)

東釧路駅は、北海道釧路市貝塚2丁目に位置する北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅です。駅番号はB54、事務管理コードは▲110438で管理されています。

概要

当駅は根室本線に所属し、釧網本線が乗り入れています。かつては釧路臨港鉄道との接続駅としての役割も担っていました。現在、複数の鉄道路線が接続する駅としては、日本最東端に位置しています。

歴史

東釧路駅は、その歴史の中で様々な変遷を遂げてきました。

1925年（大正14年）3月16日：別保信号場として開設。釧路臨港鉄道との接続を開始。
1927年（昭和2年）9月15日：釧網本線が開業し、釧路駅 - 別保信号場間が重複区間となる。
1928年（昭和3年）11月11日：東釧路駅として開業。釧網本線の起点を釧路駅から当駅に変更。
1937年（昭和12年）1月10日：釧路臨港鉄道が当駅 - 城山駅間で運輸営業を開始。
1940年（昭和15年）1月15日：天寧駅への支線が、施設上も起点が釧路駅から当駅となる。
1957年（昭和32年）1月17日：駅舎改築。
1962年（昭和37年）1月15日：車扱い貨物取扱いを廃止。ただし、釧路臨港鉄道との連絡貨物は継続。
1963年（昭和38年）11月1日：釧路臨港鉄道の旅客営業が廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱いを廃止。貨物支線も廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：駅員配置が運転扱い要員のみとなる。釧路臨港鉄道乗り入れ廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となる。
1994年（平成6年）3月15日：運転扱いをPRC化し無人化。

駅名の由来

駅名は、別保信号場から駅になる際、釧路市の東方に位置することから名付けられました。

駅構造

島式ホーム1面2線の地上駅です。駅舎とホームの間にはかつて側線などが敷かれていたためやや距離があり、通路と構内踏切で結ばれています。原則として1番のりばが釧網本線、2番のりばが根室本線（花咲線）となりますが、両線ともどの方向にも発着できる構造となっています。現在は釧路駅管理の無人駅です。

のりば

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（※乗車人員の推移データは省略。詳細なデータは参考文献等を参照ください。）

駅周辺

かつては太平洋炭礦の関連各社のオフィスや工場が周辺に立地していましたが、現在は郊外への移転により大型小売店や宅地などへと転換されています。駅構内の土地のほとんどが国鉄清算事業団による払い下げで、宅地化が急速に進んでいます。

国道44号・国道391号
東釧路貝塚（国指定史跡）
釧路貝塚郵便局
釧路川
コープさっぽろ貝塚店
くしろバス「貝塚3丁目」・「貝塚1丁目」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
根室本線（花咲線）：釧路駅 (K53) - 東釧路駅 (B54) - 武佐駅
■釧網本線（当駅 - 釧路駅間は根室本線）：遠矢駅 (B55) - 東釧路駅 (B54) - 釧路駅 (K53)

参考文献

グループ169.1『北海道 釧網本線』（1999年）
北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』（2001年）
本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社（2008年） ISBN 978-4-89453-464-3
石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』（初版）JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 東釧路｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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