松前山熊義

松前山 熊義（まつまえやま くまよし）

松前山 熊義は、1909年8月5日に北海道函館市で生まれました。本名は川崎 熊義で、173cm、87kgの体格を誇り、主に高島部屋に所属していました。彼の力士としてのキャリアには数々の試練と栄光が詰まっています。最高位は西前頭筆頭であり、強い戦績を誇ります。

経歴

松前山は1925年5月場所で「巴港山」として初めて土俵に上がりました。彼は初めの2年間は厳しい状況にあり、程序ノ口で足踏みしていましたが、1928年の1月場所での序ノ口優勝を契機に順調に昇進し始めました。1932年2月場所において十両に昇進。その後もスピーディに昇格し、1933年5月には新入幕を果たしました。序盤の活躍により松前山は連続して8場所にわたって幕内に在位しました。

1934年5月、彼は大関・武蔵山に勝利し、一際注目を浴びました。1935年1月場所では最高位の前頭筆頭に昇進し、小結・双葉山をも破る実績を上げました。この頃、双葉山と並んで将来を嘱望される存在となったのです。しかし、病気の影響もあり、次第に精彩を欠くようになり、1937年5月場所で十両に落ち、その翌年の1月には28歳という若さで相撲界からの引退を余儀なくされました。

主な成績

松前山の通算成績は147勝123敗17休で、勝率は.544を記録しました。幕内での成績は42勝46敗で、勝率は.477でした。彼は現役中に26場所在位し、そのうち8場所が幕内での在位でした。

各段優勝

• - 序ノ口優勝: 1回（1928年1月場所）

場所別成績

• - 1932年1月の番付では幕下西8枚目に位置しました。

改名歴

松前山の改名歴は次の通りです：

• - 巴港山 熊義（ともえみなとやま くまよし）1925年5月場所 - 1932年1月場所
• - 八甲山 - 1932年1月場所
• - 松前山 熊義（まつまえやま くまよし）1932年2月場所 - 1936年5月場所
• - 渡嶋洋 公義（おしまなだ きみよし）1937年1月場所
• - 松前山 熊義（まつまえやま くまよし）1937年5月場所 - 1938年1月場所

参考文献

• - 大相撲力士名鑑平成13年版（著：水野尚文、京須利敏）、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709

関連項目

• - 大相撲力士一覧

外部リンク

• - 松前山 熊義…『相撲人名鑑』
• - 松前山 熊義 - 相撲レファレンス

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