松山将樹

松山将樹 - 調教師の道のり

松山将樹（まつやま まさき）は、1970年6月2日生まれで、現在は日本中央競馬会（JRA）美浦トレーニングセンター南で活動する調教師です。彼のキャリアは多くの努力と経験によって形成されてきました。学生時代には馬主になることを夢見て、公認会計士や税理士を目指したこともありましたが、最終的には馬に関わる道を選びました。

学業とキャリアの始まり

神奈川県立川和高等学校を卒業後、明治大学法学部に進学しました。大学卒業後は牧場での仕事に携わり、動物とともに過ごす日々がスタートします。1997年7月には、日本中央競馬会の競馬学校厩務員課程に入学。競馬が好きな彼にとって、この学校での経験は夢への第一歩となりました。

1998年1月に競馬学校を卒業した後、美浦の成宮明光厩舎で厩務員としてキャリアを始め、その後調教厩務員としての役割を果たしていきました。1999年4月からは平井雄二厩舎に戻り、6月には調教助手に転身しました。調教師としての道を歩み始めたのは2007年2月、彼は調教師免許を取得したのです。

独立と成長

2008年3月1日、松山は18馬房の厩舎を開業しました。この日には粕谷昌央厩舎や鹿戸雄一厩舎、野中賢二厩舎も同時に開業し、競馬界は賑わっていました。松山の厩舎には、先代の加賀武見厩舎から7頭、笹倉武久厩舎から2頭、矢野進から2頭の馬が移籍し、開業直後から活躍できる環境が整いました。

開業から一か月も経たないうちに、加賀武見厩舎から移籍してきたデヴェロッペが桜花賞に出走し、松山の初の重賞競走への挑戦となります。これが彼の調教師としてのスタートとなりました。

重賞制覇と記録

松山の調教師としてのキャリアは、彼の成績が証明しています。2017年にはマイネルバサラを管理馬に持ち、浦和記念で見事な勝利を収め、重賞初制覇を果たします。また、2018年6月23日には東京7Rをサムシングフレアで勝利し、JRA通算100勝を達成します。この記録は、彼の努力と情熱の結果と言えます。

管理馬と成績

松山が主に手がけた管理馬の中では、特に2017年の浦和記念を制したマイネルバサラが特筆される存在です。彼は堅実な馬の育成を行い、今後も競馬界での活躍が期待されています。

結論

松山将樹の調教師としての道のりは、夢から始まり、多くの経験を積み上げることで今に至っています。彼の努力と成功は、競馬界において重要な役割を果たす存在を形成しています。今後の活躍にも目を離せません。

もう一度検索