松平信直

松平信直（まつだいら のぶなお）

松平信直は、江戸時代中期に活躍した大名で、丹波亀山藩の第2代藩主を務めました。形原松平家の12代当主であり、その治世は藩政に様々な影響を与えました。官位は従五位下佐渡守、紀伊守、主計頭を歴任しています。

生涯

享保17年（1732年）、初代藩主（当時は丹波篠山藩主）・松平信岑の弟である松平庸倫の長男として誕生しました。ただし、生年については享保20年（1735年）2月18日とする説もあります。

寛延2年（1749年）に、伯父である信岑の養子となり、宝暦13年（1763年）に信岑が死去したことに伴い家督を継承しました。宝暦14年（1764年）1月には、従五位下・紀伊守に叙任されています。

天明元年（1781年）閏5月27日、長男の信道に家督を譲り隠居し、主計頭に遷任しました。隠居後は双峰と号しました。

天明6年（1786年）10月10日に死去。享年55歳でした。

系譜

父：松平庸倫
母：不詳
養父：松平信岑（1696-1763）
正室：松平光雄の娘
長男：松平信道（1762-1791）
生母不明の子女
次男：松平信愛
三男：戸田光弘
男子：巨勢利和（1767-1834） - 巨勢至親の養子
五男：牧野成傑（1769-1838） - 牧野資成の婿養子
男子：松平直温
七男：彦坂重教
男子：松平直義
九男：松平貞幹
女子：松平勝全正室
女子：溝口直舊正室
* 女子：太田資承正室

松平信直は、丹波亀山藩の藩主として、その時代を生きました。多くの子に恵まれ、その子孫たちは各方面で活躍しました。彼の治世と系譜は、江戸時代の歴史を語る上で重要な要素の一つとなっています。

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