松戸市立博物館

松戸市立博物館は、千葉県松戸市にある市営の博物館で、1993年に松戸市制50周年を記念して造られた自然尊重型の都市公園、21世紀の森と広場の中に開設されました。近隣には森のホール21がほぼ同時に建設されています。

概要

博物館では、旧石器時代・縄文時代から戦国時代の高城胤吉一族の活躍、そして昭和30年代の公団住宅誕生までの歴史を常設展示しています。また、土器づくりや古代米づくりなどの古代文化を体験できる教室も開催しています。収蔵品には、国の重要文化財である幸田貝塚出土品や、市の指定文化財である二十世紀梨の原木（1947年枯死）の一部などがあります。

常盤平団地の部屋再現

松戸市立博物館の大きな特徴の一つが、昭和30年代の常盤平団地2DKの原寸大再現展示です。この展示では、3人家族が暮らす設定で、当時の最新家電であった電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」をはじめ、ステンレスの流し台や応接セット、大型電蓄や百科事典などが配置されています。さらに、日用品や雑誌、テレビに映るCMも当時のものが使用され、高度成長期の生活スタイルが忠実に再現されています。博物館内の映像展示では、日本住宅公団制作の広報カラー映画「団地へのいざない」が常時上映されており、当時の暮らしや街並みを知ることができます。この展示は、NHKの「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」や小学館のベストセラー百科事典『21世紀こども百科 歴史館』でも紹介されています。

所在地

• - 住所：千葉県松戸市千駄堀671
• - 開館時間：午前9時30分から午後5時まで
• - 休館日：毎週月曜日、第4金曜日、燻蒸期間（年1回10日ほど）、年末年始

アクセス

• - 新京成線八柱駅・JR武蔵野線新八柱駅下車、徒歩15分
• - 新京成線常盤平駅から徒歩約15分
• - 松戸新京成バス小金原団地循環線または新松戸駅行きで「森のホール21公園中央口」下車、徒歩1分
• - JR常磐線・新松戸駅から松戸新京成バス八柱駅行で「森のホール21公園中央口」下車、徒歩2分

博物館には身障者用の駐車場しかなく、一般来館者は21世紀の森と広場の駐車場を利用します。

周辺施設

• - 21世紀の森と広場
• - 森のホール21
• - 千葉県立西部図書館

外部リンク

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