松本市営バス

松本市営バス

松本市営バスは、長野県松本市が運営するコミュニティバス（自治体バス）です。旧奈川村と四賀村が運行していた路線が、市町村合併を経て松本市に引き継がれました。現在、運行はアルピコタクシーに委託されています。2023年4月1日からは、公設民営バス「ぐるっとまつもと」として新たなスタートを切りました。

路線

松本市営バスには、主に以下の3つの路線があります。

1. 奈川線
旧奈川村営バスと旧松本電鉄バスの代替路線がそれぞれ1本ずつ運行されています。
主なルートは以下の通りです。
（松本市立病院 - 波田駅 - 新島々駅 - 安曇支所前 - ）奈川渡ダム - 診療所前 - 奈川温泉 - 古宿 - 寄合渡 - 野麦峠スキー場 - 川浦
松本市立病院から直通する便と、奈川渡ダムで松本電鉄バスと接続する区間便の2種類があります。
区間便は松本市奈川支所が運行し、直通便はアルピコタクシーが運行を担当します。かつては、大新東が受託していましたが、四賀循環線を担当するアルピコタクシーに変更されました。
直通便は、アルピコ交通上高地線（通称・松本電鉄）の波田駅と新島々駅で電車との接続を考慮したダイヤになっています。
下り便は、奈川村内の診療所前より先のバス停では乗車できません。
土日祝日は全便、前日までの予約が必要です。
運賃は、松本市立病院⇔奈川渡ダム間は松本電鉄バスと同額、奈川渡ダム⇔川浦間は210円均一です。
波田駅 - 松本市立病院 - 八景山（やけやま）公民館間を上り2本・下り1本運行していますが、全便土日祝日は運休します。

2. 四賀循環線
旧四賀村営バスから引き継がれた路線で、アルピコタクシーに運行を委託しています。
一部、循環バスとして運行しています。
運賃はゾーン制を採用しており、乗車区間によって150円刻みで値上がりします。かつては対距離制でした。
2023年4月1日に四賀循環線に名称が変更されました。
四賀支所と七嵐町会（保育園前）には、バス利用者用のパークアンドライド駐車場が設けられています。
四賀支所では、時間帯によってアルピコ交通の四賀線と接続が可能です。
四賀支所 - 大木戸 - 明科駅間は、2010年10月1日よりアルピコ交通旧会田線の一部区間を引き継いだ路線で、アルピコ時代は平日1日1往復のみでしたが、市営バス転換後は若干増便されています。
大木戸バス停から徒歩約6分の場所にある高速道路上に長野道四賀バス停があり、時間帯によっては乗り継ぎが可能です。
大木戸 - 明科間の運行本数は少なく、大半が四賀支所 - 大木戸または井刈の区間便です。
四賀支所 - 赤松館前 - 召田 - 横川 - 会吉車庫間は、大木戸系統・会吉系統が一体で運行されています。
会吉車庫は松本電鉄バス会吉車庫と書かれた車庫があるものの、夜間停泊は行われていません。会吉車庫行きのバスに乗車した場合、終点で帰りのバスは翌朝までありません。
中学校門→四賀支所→板場→化石館前→穴沢温泉口→四賀支所、四賀支所→化石館前→保福寺下町、保福寺下町→化石館前→四賀支所といった片道1本のみの運行系統があります。
保福寺下町→四賀支所系統は、元々アルピコ交通四賀線が2010年10月1日にルート変更した際に生じた系統で、2023年3月31日までアルピコ交通が直営していました。

3. 四賀デマンドバス（旧四賀地域バス）
地域内各所にある指定停留所を利用できます。
利用には事前の登録・予約が必要です。

歴史

2010年（平成22年）10月1日：四賀地域で運行する市営バスの一部が、四賀地域バスによるデマンド式路線に移行しました。
2023年（令和5年）4月1日：アルピコ交通の松本営業所管内のバス路線（高速バス・特急バスを除く）が公設民営バス「ぐるっとまつもと」に移行。これに伴い、市営バスも対象となりました。

関連項目

松本市
奈川村 / 四賀村 ([[長野県東筑摩郡)]]
アルピコタクシーグループ
大新東 - 過去に受託

外部リンク

市営バス路線図・時刻表 - 松本市

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