松田干城

松田 干城（まつだ たてき）

松田干城は1986年2月27日生まれ、東京・品川区出身の男子総合格闘家です。現在はボストンを拠点とするチーム・シオトンに所属しており、マネージメントは株式会社スポーツゲインが担当しています。また、「タテキ・マツダ」としても広く知られています。

幼少期からの経歴

松田は幼少の頃から野球を始め、桐蔭学園に進学しました。在学中に全日本少年軟式野球大会で優勝し、高校時代には春のセンバツ甲子園にも出場しました。しかし、友人の持っていた留学案内を見たことがきっかけでスポーツ科学の勉強をするため、アメリカに留学することを決意しました。留学先での教室での格闘技の練習がきっかけで、松田は格闘技に目覚めました。

格闘技キャリアの始まり

2004年1月にはアマチュアデビュー戦となる第76回新空手大会K3トーナメントに参加し、準優勝を収めます。この成功を受けて、同年の2月には第77回新空手大会K3グランプリに出場し予選を突破。その後、5月の全日本新空手道選手権大会で初戦敗退を経験。しかし、6月には米国マサチューセッツ州に渡り、セーラム州立大学に進学。その際、マーク・デラグロッテに出会い、彼による指導を受けることになります。

松田は在学中の2006年夏と2007年夏のそれぞれにタイでの武者修行を行い、さらなる技術向上を目指しました。

プロデビューとその後

2008年7月19日、松田はプロデビュー戦となるReality Fightingに出場し、ウェイン・クラークとの試合で1ラウンドにKO勝ちを収めます。同年12月には大学を卒業後、リオデジャネイロのグレイシーバッハでの柔術修行に向かい、2010年には複数の試合で活躍しましたが、バンタム級王座をかけた試合では僅差で敗れることも経験しました。

2011年にはBellator 48に出場し、UFCとの契約を獲りに行う機会が訪れました。松田は「ジ・アルティメット・ファイター」シーズン14に登場し、初の日本人ファイターとして注目を集めました。しかし、続く試合では敗北もありますが、その後もCage Titans等での試合を通じてタイトル防衛や勝利を手にしていきました。

UFCへの道

2014年9月にはUFCデビューを果たし、クリス・ビールと対戦しましたが、判定負けを喫しました。2015年1月にはフライ級に転向し、新たな挑戦を進めました。

人物像と学歴

松田はセーラム州立大学でスポーツ科学を学び、その後ノースイースタン大学でスポーツ栄養学の修士課程を修了しました。また、英語に加え、スペイン語、ポルトガル語、タイ語も話し、コミュニケーション能力に優れています。さらに、旧ソ連軍特殊部隊の教官からの指導を受けたケトルベルインストラクター資格を持ち、著名なパーソナルトレーナーとしても活躍しています。

松田干城は、その多彩なバックグラウンドと卓越した格闘技スキルにより、総合格闘技の世界で注目される存在となっています。これからの活躍に期待が高まります。

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