板橋区立板橋第四小学校

板橋区立板橋第四小学校：歴史と未来を繋ぐ教育の場

板橋区立板橋第四小学校は、東京都板橋区板橋四丁目に位置する、昭和3年（1928年）開校の歴史ある区立小学校です。通称「板四小（いたよんしょう）」として親しまれ、地域に密着した教育活動を展開しています。

教育の理念と実践

板橋第四小学校は、「考える子ども」「ねばり強い子ども」「心ゆたかな子ども」の育成を教育目標に掲げています。この目標を達成するため、小学校1年生から6年生までの児童に対して、13科目にわたる幅広い教育を提供しています。特別支援学級は設置されていませんが、個々の児童の特性に配慮したきめ細やかな指導に力を入れています。

歴史を刻む歩み

1928年、東京府北豊島郡板橋第四尋常小学校として開校。その後、東京市板橋第四国民学校、そして現在の板橋区立板橋第四小学校と名称を変えながら、地域の子どもたちの学び舎として発展を遂げてきました。戦時中の空襲による校舎焼失を経験するなど、幾多の困難を乗り越え、現在の校舎は昭和38年（1963年）に防災倉庫を併設して完成しました。開校記念日は、開校式が行われた5月です。

未来を見据えた教育環境

板橋第四小学校は、板橋区が推進する「学びのエリア」（小中一貫教育）に、板橋区立天津わかしお学校、板橋区立第五中学校とともに参画しています。この取り組みを通して、小学校と中学校が連携し、地域社会全体で子どもたちの育成を支援する体制が構築されています。具体的には、1年生から9年生までの学年呼称の統一や、合同のコミュニティ・スクール委員会の開催などが行われています。

また、GIGAスクール構想にも積極的に取り組んでおり、令和3年度から全児童にNEC製のChromebookを貸与しています。児童一人ひとりに適切なデジタルデバイスが提供されることで、ICTを活用した効果的な学習環境が実現しています。不正アクセスの防止対策として、学校が配布するQRコードによるログインと、アクセス制限をかけたフィルタリングシステムも導入されています。Google Workspace for Education、ミライシード社の学習ソフトなども活用し、デジタル教材の利点を最大限に生かした授業展開を行っています。

学校生活と地域との連携

給食は、板橋区の自校調理による提供です。学校給食法に基づき、食育の推進にも力を入れており、日々の献立はホームページで確認できます。「あまつっこ給食」という、板橋区内の小学校と千葉県鴨川市にある板橋区立天津わかしお学校との交流給食も実施されています。また、環境問題への配慮として、ストローレス牛乳を採用することで、年間3トンものプラスチックごみの削減に貢献しています。

アクセスと周辺環境

板橋第四小学校は、国道17号（中山道）から少し奥まった場所に位置しています。最寄りの駅は都営地下鉄三田線新板橋駅（徒歩約6分）ですが、東武東上線下板橋駅、JR埼京線板橋駅からも徒歩圏内です。国際興業バス「王22」系統の「板橋四丁目」バス停も利用可能です。周辺には、東京都立北園高等学校、彰栄リハビリテーション専門学校、東京法務局板橋出張所などの施設があります。北側は住宅地が広がり、地域に溶け込んだ落ち着いた環境です。通学区域は、板橋一丁目、板橋二丁目の一部、板橋三丁目、板橋四丁目、加賀一丁目の一部となります。隣接する小学校には、板橋第一小学校、板橋第二小学校、金沢小学校があり、同区域の中学校は第五中学校です。

まとめ

板橋区立板橋第四小学校は、長い歴史と最新の教育技術を融合させた、地域に根ざした小学校です。児童一人ひとりの成長を丁寧にサポートする教育環境と、地域社会との連携を大切にする姿勢が、未来を担う子どもたちの育成に貢献しています。

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