林栄新光駅

林栄新光駅について

林栄新光駅（りんえいしんこうえき）は、台湾東部の花蓮県鳳林鎮に位置する台湾鉄路管理局（台鉄）台東線の駅です。この駅は、かつて「平林停車場」として開業し、その後、改軌工事に伴い一時廃止されましたが、新光グループの支援により、2018年に現在の場所で再開業しました。

歴史

1918年11月1日、ナローゲージ時代の「平林停車場」として開業しました。その後、1962年に「林栄駅」に改称されましたが、1982年の台東線改軌工事に伴い廃止されました。2011年、新光グループが駅の再設置に資金と土地を提供することを表明し、2014年には電化された新ルート上にホームが再設置されました。2018年7月10日、「林栄新光駅」として再開業しました。

駅の特徴

再開業後の林栄新光駅は、台東線で唯一の地下駅です。駅の構造は、地下2階がホーム、地下1階が改札口となっており、エレベーターやエスカレーターも設置されています。ホームは相対式2面2線で、一部に自然光が入る設計がされています。駅名に企業名が付いているのが特徴で、英語表記は「Shin Kong」と、駅の設置に大きく関わった新光グループの名称が使われています。また、駅の営業時間は主に昼間のみで、早朝や夕方以降は区間車も停車しません。

旧駅舎と周辺施設

旧駅は現在の林栄国小付近にあり、木造駅舎は撤去されましたが、木造倉庫は現存しています。旧駅跡地は林栄公園として整備され、2019年にはDR3000型気動車が展示されました。駅周辺には寿豊渓や台9線豊平大橋、新光兆豊休閒農場などがあります。

再開業後の運行状況

再開業当初は、自由行列車と区間車のみが停車していましたが、その後、2018年10月には普悠瑪号も停車するようになりました。

まとめ

林栄新光駅は、企業の支援によって再建された珍しい駅であり、その歴史と特徴的な構造が注目されています。台湾東部を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

駅構造

ホーム: 相対式2面2線
駅舎: 地下駅
その他: エレベーター、エスカレーター設置

周辺施設

寿豊渓
台9線豊平大橋
新光兆豊休閒農場
林栄国小
中華郵政林栄郵局
旧林栄駅

隣の駅

台湾鉄路管理局

台東線: 豊田駅 - 林栄新光駅 - 南平駅

脚注

注釈

外部リンク

林榮新光車站 台湾鉄路管理局
林榮車站 驛站之旅
花東電氣化計畫執行現況 ＞ CL112A標「臺鐵林榮復站工程」第二階段車站建築工程 鉄路改建工程局
台鐵舊林榮車站倉庫 花蓮県文化局

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