柳州駅

柳州駅の概要

柳州駅（りゅうしゅうえき）は、中華人民共和国の広西チワン族自治区柳州市に位置し、桂南鉄道局によって管理されている主要な旅客駅です。当駅は地元住民に「南駅」と親しまれ、近隣の柳州北駅と区別されています。

駅の地理的な重要性

柳州駅は、湘桂線、黔桂線、焦柳線の三本の主要な鉄道が交差する地点にあり、これにより中国国内各地へのアクセスが可能です。特に、広西チワン族自治区のほとんどの列車が柳州を経由するため、この駅は地域の交通ハブとしての役割を果たしています。また、駅の建物自体も豪華で、かつての柳州鉄路局の本拠地でもありました。

所属路線と接続

柳州駅は以下の鉄道路線に接続しています：

• - 湘桂線：衡陽駅から538km、憑祥駅まで475kmの区間。
• - 黔桂線：当駅が終点となり、洛満駅から焦柳線と共用、貴陽駅まで489km。
• - 焦柳線：同じく柳州駅が終点で、洛満駅から黔桂線と共用、月山駅起点から1639km。
• - 衡柳線：この路線も柳州駅が終点で、衡陽駅から498km。
• - 柳南都市間鉄道：当駅から南寧駅まで227kmの区間です。

駅構造

柳州駅は、単式ホーム1面と島式ホーム5面を持つ地上駅です。駅舎内には五つの待合室があり、その中には母子や軍人のための特別な待合室、一等待合室が設置されています。また、駅構内には16本の線路があり、近隣には大規模な操車場も存在します。

利用状況

2010年2月の時点では、各種の旅客列車が毎日約70本発着していました。柳州駅は周辺の主要駅（桂林駅、湛江駅、南寧駅）に比べ、始発列車の本数が少なかったため、一部の切符が事前に取り置かれるシステムが採用されています。しかし、春運の時期になると他駅から発車する列車は満員になることが多く、柳州からの切符購入は厳しい状況になります。これは、以前の柳州鉄路局時代には北京路線がなかったため、柳州からは直接北京行きの列車に乗れなかったことが影響しています。

歴史的背景

柳州駅は1941年3月に開業しました。その後、2002年12月には新しい駅舎が完成し、さらには2018年末には拡張された高架駅も竣工しています。これらの改修工事は、柳州駅の利便性を大いに向上させ、ますます多くの乗客に利用される要因となっています。

隣接駅

柳州駅の隣接する駅は以下の通りです：

• - 湘桂線：柳州北駅 - 柳州駅 - 柳州南駅
• - 黔桂線・焦柳線：新墟駅 - 柳州駅
• - 衡柳線：柳州西駅 - 柳州駅
• - 柳南都市間鉄道：柳州駅 - 来賓北駅

このように、柳州駅は地域の交通網の中で重要な位置を占めており、特に広西チワン族自治区における役割は非常に大きいと言えます。

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