柴矢俊彦

柴矢俊彦

日本の音楽シーンにおいて、作曲家として多岐にわたる才能を発揮する柴矢俊彦氏は、1955年、北の大地、北海道に生まれました。

経歴

彼の音楽キャリアは、1980年代に人気を博したロックバンド「ジューシィ・フルーツ」のギタリストとして始まりました。ユニークなサウンドで注目を集めたこのバンドでの活動を通じて、彼はその音楽的センスを磨き、大手芸能事務所アミューズに籍を置きました。

バンド活動を経て、柴矢氏は作曲活動に軸足を移し、プロの作曲家としての道を歩み始めます。彼の生み出す楽曲は、アイドルソングからロック、ポップスまで多岐にわたり、様々なアーティストへ提供されるようになります。

代表作「おさかな天国」

柴矢氏の作品の中でも特に多くの人々に親しまれているのが、国民的ヒットソングとなった「おさかな天国」です。この楽曲は、全国漁業協同組合連合会（JF全漁連）中央シーフードセンターのキャンペーンソングとして企画・制作されました。

親しみやすいメロディと、魚介類への関心を高めるコミカルな歌詞が特徴のこの曲は、柴矢氏の妻であり、歌唱指導家としても活動する柴矢裕美氏によって歌唱されました。子供から大人まで幅広い層から支持を集め、テレビやラジオ、イベントなど様々な場面で耳にする機会が増え、魚食普及に大きく貢献しました。この一曲をもって、柴矢氏は「おさかな天国」の作曲者として広くその名を知られることとなりました。

主な提供楽曲

「おさかな天国」以外にも、柴矢氏は数多くのアーティストに楽曲を提供しています。そのリストは多岐にわたり、彼が手掛けた音楽ジャンルの幅広さを示しています。

以下は、柴矢氏が楽曲を提供した主なアーティストと楽曲の一部です。

衛藤利恵「faraway」
ELIKA「Love Me,Smile For Me」
緒方恵美「風になりたい」
胡桃沢ひろ子「走っていたい 今、バルセロナへ」
小堺一機「退屈しない恋の条件」
小林旭「希望峰の見える駅」
柴矢裕美「おさかな天国」
高井麻巳子「白い影」
高橋由美子「Welcome！～ポップコーンLove～」
田中陽子「太陽のバースディ」
谷村有美「21世紀の恋人」
富田靖子
「オレンジ色の絵葉書」
「夜空のララバイ」
「蒼い白書」
「あなただけ…今晩は」
「風の回転木馬～J.D.サリンジャーに捧ぐ～」
「瑠璃色の雨」
「それは彼女のグッバイ」
西尾えつ子「変な恋」
乃木坂46「スタイリッシュ」
PINK SAPPHIRE「Pink-White X'mas」
深見梨加「せつなくていい」
藤井一子
「刺青レイディ」
「夏を止めて」
堀川亮「100万$のプロポーズ」
松田聖子「手のひらのSnowflake」
松本典子
「いっぱいのかすみ草」
「Memories」
三田寛子「3度目のHONESTY」
南野陽子
「花束を壊して」
「吐息でネット。」
「カリブへ行きたい」
「涙はどこへいったか」
「僕らのゆくえ」
「Dear Christmas」
「へんなの!!」
持田真樹「ほほえみだけじゃ見えない」
渡辺満里奈「こんなふうに歌えたら」

これらのリストからも分かるように、柴矢氏は特定のジャンルにとどまることなく、様々なアーティストの個性や時代背景に合わせた楽曲を生み出してきました。彼の作曲活動は、日本のポップスシーンに確かな足跡を残しています。詳細な情報については、関連する機関の公開情報を参照することもできます。

もう一度検索