栃木県道10号宇都宮那須烏山線

栃木県道10号宇都宮那須烏山線は、栃木県宇都宮市と那須烏山市を結ぶ主要地方道であり、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この路線は、宇都宮市の中心部から北東方向へ向かい、塩谷郡高根沢町を経由して那須烏山市へと至ります。起点の池上町交差点は東武宇都宮駅に近く、栃木県道路元標が設置された宇都宮市の道路交通の要衝です。

池上町交差点から東へ向かう区間は大通りと呼ばれ、宇都宮市街の中心部を東西に横断します。この区間は、県道宇都宮笠間線や県道宇都宮停車場線と合わせて「大通り」と総称され、かつては国道4号の旧道として宇都宮市街を迂回する宇都宮バイパスの一部でした。

大通り一丁目交差点からは、「東通り」や「宇商通り」を経由して北上し、大曽二丁目交差点で東に折れます。その後、「競輪場通り」を東に進み、錦踏線橋でJR宇都宮線をオーバークロス。今泉新町交差点で奥州街道（国道4号）に合流します。国道4号が鬼怒川を渡り北へ向かうと、当路線はそこから分かれ、東側の丘陵地帯へと進路を変えます。高根沢町の宝積寺地区や旧南那須町の大金地区を通り、那須烏山市の中心部である烏山の市街地へと到達します。宝積寺から烏山までの区間は、ほぼJR烏山線と並行しています。

路線データ

総延長：25.747 km（旧道区間を除く）
実延長：25.724 km（旧道区間を除く）
起点：栃木県宇都宮市池上町（池上町交差点＝国道119号交点）
終点：栃木県那須烏山市滝田（興野大橋西交差点＝国道294号交点）
認定：1962年（昭和37年）8月10日

歴史

1962年（昭和37年）8月10日：主要地方道宇都宮烏山線として認定
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、主要地方道宇都宮烏山線として指定
2008年（平成20年）4月1日：現在の路線名に改称
2010年（平成22年）11月1日：宇都宮市内の区間で経路変更（市道との相互移管）
2012年（平成24年）12月22日：那須烏山市高瀬-神長間の高瀬工区（高瀬トンネルを含む）が開通

路線状況

別名：

大通り：池上町交差点から大通り1丁目交差点までの区間
東通り：大通り1丁目交差点から塙田4丁目交差点までの区間
宇商通り：塙田4丁目交差点から大曽2丁目交差点までの区間
競輪場通り：大曽2丁目交差点から今泉新町交差点までの区間
奥州街道（陸羽街道）：宇都宮市から高根沢町にかけての国道4号との重複区間
烏山街道：宇都宮から烏山方面を結ぶ道路であることに由来

重複区間：

栃木県道63号藤原宇都宮線（宇都宮市大通り1丁目交差点 - 宇都宮市大曽交差点）
国道4号（宇都宮市御幸町 - 塩谷郡高根沢町大字宝積寺・宝積寺交差点）

道路施設：

大金トンネル（那須烏山市大金）
高瀬大橋（荒川、那須烏山市大里 - 高瀬）
高瀬トンネル（那須烏山市高瀬 - 神長）
神長トンネル（那須烏山市神長 - 中央）

交通量：

24時間自動車類交通量（台/日）

宇都宮市大通り1-3-18：21056
宇都宮市大曽1-8-6：15553
宇都宮市竹林町1054-2：22992
宇都宮市中今泉町1-22-12：22172
那須烏山市小倉1175：11240
那須烏山市田野倉：13256
那須烏山市高瀬273：8972
那須烏山市中央3-10-15：5220

地理

通過する自治体：

宇都宮市
塩谷郡高根沢町
* 那須烏山市

この路線は、宇都宮市と那須烏山市を結ぶ重要な幹線道路として、地域住民の生活や経済活動を支えています。

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