桜山町 (名古屋市)

桜山町について

概要

桜山町（さくらやまちょう）は、愛知県名古屋市の昭和区に位置する町名で、現行の行政区域は1丁目から6丁目までに分かれています。この地域は住居表示が未実施ですが、桜山駅は瑞穂区に属しており、登記上の所在地も同じく瑞穂区に設定されています。

地理

桜山町は昭和区の南部にあり、北側は阿由知通と恵方町、南側は瑞穂区に接しています。名古屋市道名古屋環状線が通過し、日々多くの交通が行き交う活気あるエリアとなっています。沿線には商店街が広がり、桜山交差点周辺には豊かな街区が形成されています。1994年に桜通線の今池駅から野並駅までの区間が開通し、桜山駅が設置されて以降、さらに利便性が進みました。この地域は名古屋市でも有名な文教地区であり、多数の高校や大学が近隣に存在するため、特に学生たちで賑わいを見せる町です。

歴史

町名の由来

桜山町の名前は、古くは広路町の小字名「桜山」に由来しています。この名称の由来にはいくつかの説があり、一つはかつて周辺に桜の木が多く生え、「桜山の井」と呼ばれる井戸が存在したことから名づけられたと言われています。また、狭い谷を意味する「狭（さ）」や「谷（くら）」に由来する説もあります。

繁華街の発展

桜山町は1943年に南北の通りにトロリーバスが開業し、名古屋市電との接続点として発展しました。第二次世界大戦後には、桜山交差点の近くに露店が立ち並び、1946年には桜山マーケットが設立されました。トロリーバスは同年に名古屋市電として転換され、開通当初から名古屋の東南部の交通の要所として賑わっていました。

行政区画の沿革

桜山町は1927年に中区の広路町と御器所町の一部から成立し、1937年には昭和区に編入されています。

人口と世帯数

2019年のデータによれば、桜山町の世帯数や人口の統計が行われており、詳細な推移は国勢調査によるものを参照しています。

学区

地元の市立小中学校に通う際は、各学校が指定されるため、特定の選択制度は設けられていません。具体的な学区については、教育委員会の指示に従う必要があります。

主な施設

1丁目

• - 日本基督教団名古屋桜山教会
• - サイクルギャラリーヤガミ（自転車をテーマにした博物館）

2丁目

3丁目

• - 名古屋建築技能大学校

4丁目

• - 桜山商店街
• - 名古屋銀行 桜山支店 [1952年開業]
• - ボンボンセンター（飲食店街）

5丁目

• - 桜山商店街
• - 十六銀行 桜山支店
• - 昭和年金事務所

6丁目

• - 昭和郵便局

交通

桜山駅は名古屋市営地下鉄桜通線の駅として町内に存在します。その他、名古屋市道名古屋環状線や八熊通も利用される交通路です。郵便番号は466-0044で、集配は昭和郵便局が担当しています。

結論

桜山町は、名古屋市昭和区における文化や教育の中心地であり、地域社会に活気をもたらす重要なエリアです。歴史的背景と共に商業の発展と交通の便利さが相まって、今後も更なる発展が期待される町です。

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