梅田センタービル

大阪府大阪市北区に聳え立つ、機能的なインテリジェントオフィスビルです。大阪・梅田エリアの東端に位置し、多数の企業や商業施設が入居する拠点となっています。

概要と特徴

梅田センタービルは、JR大阪駅や阪急大阪梅田駅の東側に立地していますが、Osaka Metro谷町線の中崎町駅からのアクセスが最も至近です。その敷地は、かつてゴルフの打ちっ放し練習場として利用されていた歴史を持っています。

ビルの管理・運営体制は2024年に大きな変化がありました。2024年 3月31日までは、株式会社梅田センタービルが本ビルの管理運営を担っていましたが、同社の解散に伴い、2024年4月1日以降は株式会社アサヒファシリティズがその役割を引き継いでいます。現在の管理会社であるアサヒファシリティズは、ビル内の貸会議室や多目的スペースである「梅田クリスタルホール」の運営・貸し出しも行っています。なお、このビルには一般の方が自由に立ち入って利用できる展望スペースは残念ながら設けられていません。

主なテナント

梅田センタービルには、多種多様な企業がオフィスを構えています。主要なオフィステナントとしては、株式会社 NTTデータセキスイシステムズ、高圧ガス工業株式会社、ロングライフホールディング株式会社といった各社の本社機能が置かれています。また、資格取得予備校として知られるTACの梅田校（4階）も入居しています。

特筆すべきは、本ビルの住所（大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号）を登記上の本店所在地としている法人の数です。2023年8月12日時点の情報では、実に49もの法人がここに本社を登記しており、活発なビジネス活動の拠点となっていることが伺えます。

地下1階は商業フロアとなっており、主に一般利用者が立ち寄れる店舗が軒を連ねています。こちらには、モスバーガーやローソンといった飲食店やコンビニエンスストア、そしてアニメ・ホビー関連商品を扱うらしんばん大阪梅田店が入居しています。

過去のテナント

過去には、現在とは異なるテナントが入居していました。特に有名なのが、ポケットモンスターのオフィシャルショップであるポケモンセンターオーサカです。同店は2010年 11月23日に梅田センタービルから閉店し、同月26日に大丸梅田店へと移転しました。

ポケモンセンターの跡地には、アニメグッズ販売店のアニメイト梅田店が入居していましたが、こちらも2024年 11月25日にNU茶屋町へ移転しています。そのアニメイト跡地には、先述のらしんばん大阪梅田店が2024年12月25日に新規開業を予定しています。

また、大手空調機メーカーであるダイキン工業株式会社も、1987年から長きにわたり本社を置いていましたが、2022年11月24日に大阪梅田ツインタワーズ・サウスへ移転しました。本ビルを管理していた株式会社梅田センタービルも、かつてはビル内に本社を置いていました。

周辺環境

梅田センタービル周辺は、大阪・梅田エリアの中でも比較的落ち着いた環境でありながら、商業施設やビジネス街が近接しています。近隣にはファッションビルであるHEP FIVEや、主要幹線道路である新御堂筋があります。文化施設としては大阪能楽会館が近くに位置し、建設会社の竹中工務店大阪本店なども周辺に所在します。その他、日産レンタカーの営業所や、ホテルグリーンプラザ大阪なども近接しています。

アクセス

鉄道利用の場合、複数の路線・駅が利用可能です。JRの大阪駅、阪神電気鉄道・阪急電鉄の大阪梅田駅、Osaka Metro御堂筋線の梅田駅、谷町線の東梅田駅および中崎町駅、四つ橋線の西梅田駅など、多くの主要駅から徒歩圏内ですが、それぞれ距離が異なります。車でのアクセスも可能で、名神高速道路の吹田インターチェンジや、阪神高速12号守口線の扇町出入口、阪神高速3号神戸線の中之島西出入口などが比較的利用しやすいインターチェンジ・出入口として挙げられます。

その他

梅田センタービルは、その建築的な評価も高く、1988年には建築業協会が選定するBCS賞を受賞しています。

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