梓川橋

梓川橋について

梓川橋（あずさがわばし）は、長野県松本市梓川丸田と波田押出を結ぶ、長野県道25号塩尻鍋割穂高線に架かる橋です。この橋は、梓川が信濃川に合流する河口から299kmの地点に位置しています。

橋の概要

延長: 216メートル
幅員: 6メートル
形式: 鋼板桁橋（永久橋）

かつて木橋だった頃は、梓川村（現在の松本市梓川梓）側の地名にちなんで「丸田橋」と呼ばれていました。現在でも、地元では通称として「丸田橋」と呼ばれることがあります。この橋の周辺には、ケショウヤナギの群生地があり、その中でも最も下流に位置する群生地として知られています。

歴史

梓川橋の歴史は、大正時代に木橋として架けられたことに始まります。その後、昭和時代に永久橋へと架け替えられました。以下に、その主な出来事をまとめます。

大正12年7月: 県道梓-塩尻線の橋梁として、木橋が竣工。
竣工～昭和33年: 梓川の増水により、度々流失。
昭和33年7月: 梓川の増水により、波田村（現在の松本市波田）側が流失。
昭和33年9月: 関係市町村によって「梓川橋永久橋架替期成同盟会」が発足。
昭和35年: 架け替え工事着工。
昭和39年3月: 永久橋が完成。

周辺施設

梓川橋の周辺には、以下の施設があります。

梓水力発電所
波田文化センター（波田図書館）
和田堰

参考文献

『梓川村誌　歴史編』
梓川村誌編さん委員会『梓川村誌 続編』1999年3月
* 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会『東筑摩郡・松本市・塩尻市誌　第4巻　年表・索引』東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会、1975年11月

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