梶田信一郎

梶田信一郎

梶田信一郎（かじた しんいちろう、1947年11月14日 - ）は、日本の地方公共団体職員、自治官僚です。現在は一般[[財団法人]]自治総合センターの理事長を務めています。

概要

岡山県出身で、東京大学法学部を卒業後、熊本県庁に入庁。その後、自治省（現在の総務省）に転じ、主に税務や地方財政の分野でキャリアを重ねました。自治省では、税務局市町村税課長などの要職を歴任。兵庫県庁への出向時には総務部長として、阪神・淡路大震災の復興にも尽力しました。

その後、内閣法制局へ移り、総務主幹、第三部長、第一部長を歴任。2006年には内閣法制次長に就任し、2010年には内閣法制局長官に就任しました。鳩山由紀夫内閣から野田内閣まで、この職を務めました。退官後は、地域創造や自治総合センターで理事長として、地域振興に貢献しています。

来歴

生い立ち

1947年11月、岡山県で生まれました。東京大学に進学し、法学部で公法を専攻。1971年6月に卒業しました。

地方公共団体職員として

1971年7月、熊本県の事務吏員として採用され、東京事務所に配属されました。同年10月には熊本県庁に異動し、総務部地方課に勤務しました。

自治官僚として

1973年、自治省に入省し、財政局地方債課に配属されました。以降、自治省と、出向先である地方公共団体や他省庁を行き来する形でキャリアを重ねました。

自治省では、1981年に大臣官房総務課課長補佐、1986年に税務局企画課理事官を務め、1992年には税務局市町村税課長に就任しました。また、他省庁への出向も経験し、1974年には国土庁計画・調整局総務課、1987年には内閣法制局参事官（第一部）を務めました。

地方公共団体への出向としては、1976年に三重県庁企画調整部企画監、1994年には兵庫県庁総務部長を歴任。兵庫県庁総務部長在任中には、阪神・淡路大震災が発生し、災害救援活動に奔走しました。

1996年に内閣法制局に再び出向し、総務主幹に就任。1999年には第三部長、2004年には第一部長を務め、2006年には内閣法制次長に就任しました。2010年には、宮﨑礼壹の後任として内閣法制局長官に就任し、鳩山内閣から野田内閣にかけて同職を務めました。

2018年には、長年の公務への貢献が認められ、瑞宝大綬章を受章しています。

退職後

2012年に、財団法人地域創造の理事長に就任。理事長在任中に一般[[財団法人]]への移行を成し遂げ、引き続き理事長を務めました。2016年には、一般[[財団法人]]自治総合センターの理事長に転任しました。

略歴

1947年 - 誕生。
1971年 - 東京大学法学部第2類（公法コース）卒業。
1971年 - 熊本県東京事務所事務吏員採用。
1971年 - 熊本県庁総務部地方課勤務。
1973年 - 自治省財政局地方債課勤務。
1974年 - 国土庁計画・調整局総務課勤務。
1976年 - 三重県庁企画調整部企画監。
1981年 - 自治省大臣官房総務課課長補佐。
1986年 - 自治省税務局企画課理事官。
1987年 - 内閣法制局参事官（第一部）。
1992年 - 自治省税務局市町村税課課長。
1994年 - 兵庫県庁総務部部長。
1996年 - 内閣法制局総務主幹。
1999年 - 内閣法制局第三部部長。
2004年 - 内閣法制局第一部部長。
2006年 - 内閣法制次長。
2010年 - 内閣法制局長官。
2012年 - 地域創造理事長。
2016年 - 自治総合センター理事長。

脚注

関連項目

内閣法制局長官
兵庫県南部地震
阪神・淡路大震災

外部リンク

* 内閣法制局長官 梶田 信一郎 - 梶田を紹介する総理大臣官邸のウェブサイト

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