梶田舞

梶田舞（かじた まい）

1987年1月26日生まれ、東京都台東区出身の女子競輪選手。
日本競輪選手会埼玉支部所属。師匠は坂本英一、弟子は山本レナ（引退）。

プロフィール

小学生の頃からトライアスロンに打ち込み、オリンピック出場を夢見ていた。中学では陸上部、高校では水泳部に所属し、部活動と並行してトライアスロンの練習に励んでいた。

東京都立駒場高等学校時代には、全国高校生トライアスロン大会で4位（2003年）、3位（2004年）の成績を収める。その後、日本体育大学体育学部に進学しトライアスロン部に入部するも、オリンピック強化指定選手には選ばれず、1年余りで退部。スポーツ学の研究や自主トレーニングに励む。

しかし、トライアスロンへの情熱が忘れられず、日体大卒業後の2010年にトライアスロン関東選手権に出場。この大会で、後にガールズケイリン選手となる加瀬加奈子と出会う。バイク（自転車）の成績で加瀬の走りに刺激を受け、自転車競技への転向を決意。

宇都宮競輪場で坂本英一を紹介され、「ガールズケイリンが始まるので競輪学校入学を目指すべき」と勧められたことをきっかけに競輪学校を受験。2011年12月16日に競輪学校第104回試験に合格した。

2013年3月29日に競輪学校を卒業（在校競走成績5位）。同年5月10日に京王閣競輪場でデビューし初勝利。同年6月8日にはいわき平競輪場で初優勝を飾る。デビューから半年でガールズグランプリ2013に初選出され5着。

2014年9月1日には、デビュー以来無敗だった小林優香を決勝で破り、連勝記録を22でストップさせた。同年末のガールズグランプリ2014では、再び小林優香を破り優勝、賞金1000万円を獲得し、3代目賞金女王となる。

2016年にはガールズケイリンフェスティバルで優勝。ガールズグランプリは2017年まで5年連続で出場。2016年のガールズグランプリでは、最後の直線で奥井迪を交わし優勝。2年ぶり2回目の賞金女王に輝いた。

2017年3月6日には、連勝記録を23に伸ばし、ガールズケイリン新記録を達成。翌日には24連勝としたが、その後の決勝戦で小林優香に敗れ、連勝記録がストップした。

2019年12月21日には、通算獲得賞金額が1億円を突破。ガールズケイリン史上2人目となる快挙を成し遂げた。

2020年11月13日、通算300勝を達成。ガールズケイリン史上6人目となるが、JKAからの表彰対象とはならなかった。

2021年11月3日、レース中の落車が原因で検査を受けたところ癌が発見された。初期癌であったため、手術後は日常生活に支障なく過ごし、2022年2月7日にレースに復帰した。

2022年4月19日付けで、栃木支部から埼玉支部へ移籍した。

特別競走では、ガールズグランプリを2回、ガールズケイリンフェスティバルを1回制覇。ガールズケイリンコレクションでは優勝を果たすことはできなかった。

2024年6月3日、向日町FIで3年ぶりの優勝を果たした。

人物

愛称は「栃木の弾丸娘」、「カジマイ」。
好きなタレントは西野カナ。
猫を飼っており、名前は「けむし」。
2017年にはプロ野球の始球式を務めた。

ガールズケイリン選手で初めて弟子を持った選手である。弟子は山本レナ。

アマチュアの後輩に長年貸していた自転車を、2022年から再び使用している。

主な獲得タイトルと記録

2014年 - ガールズグランプリ2014（岸和田競輪場）
2016年 - ガールズケイリンフェスティバル（川崎競輪場）、ガールズグランプリ2016（立川競輪場）
年間賞金女王（2回） - 2014年、2016年
ガールズケイリン連勝記録 - 24連勝（2016年11月16日 - 2017年3月7日）
通算獲得賞金額1億円突破 - 2019年12月21日
通算300勝達成 - 2020年11月13日

脚注

スポーツ無敗記録一覧

外部リンク

選手情報： 梶田 舞
* 梶田 舞 (@eSSzNHY9652v5rU) - X（旧Twitter）

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