棋王戦 (韓国)

棋王戦 (韓国の囲碁棋戦)

棋王戦は、韓国で1974年に創設された囲碁の棋戦です。朝鮮日報が主催していました。1995年の第20期まで実施され、翌1996年からはLG杯世界棋王戦へと発展的に解消しました。

概要

棋王戦は、当時の韓国囲碁界において非常に重要な棋戦の一つでした。歴代の優勝者には、韓国囲碁界を代表する棋士たちが名を連ねており、数々の名勝負が繰り広げられました。

挑戦手合は、その期によって対局数が異なりました。具体的には、第2期から第6期、および第15期から第20期までは五番勝負、第7期から第14期までは七番勝負で行われました。

歴代優勝者

以下に、歴代の優勝者と挑戦手合の結果を示します。（左側が優勝者です）

1974年: 鄭昌鉉 - 河燦錫
1976年: 金熙中 3-2 鄭昌鉉
1977年: 金寅 3-0 金熙中
1978年: 金熙中 3-1 金寅
1979年: 曺薫鉉 3-1 金熙中
1981年: 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
1982年: 曺薫鉉 4-1 徐奉洙
1983年: 徐奉洙 4-3 曺薫鉉
1984年: 曺薫鉉 4-1 徐奉洙
1985年: 曺薫鉉 4-0 徐奉洙
1986年: 曺薫鉉 4-1 徐奉洙
1987年: 曺薫鉉 4-0 張斗軫
1988年: 徐奉洙 4-3 曺薫鉉
1989年: 曺薫鉉 4-1 徐奉洙
1990年: 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
1991年: 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
1992年: 曺薫鉉 3-0 徐奉洙
1993年: 李昌鎬 3-1 曺薫鉉
1994年: 李昌鎬 3-1 劉昌赫
1995年: 曺薫鉉 3-2 李昌鎬

特に、曺薫鉉九段と徐奉洙九段の対戦は何度も繰り返され、棋王戦の歴史を彩る名勝負として語り継がれています。また、李昌鎬九段が台頭し、新たな時代を築き始めた頃の棋戦でもあります。

LG杯世界棋王戦への発展

1996年、棋王戦はLG杯世界棋王戦へと発展的に解消しました。これにより、韓国の囲碁界は世界へと舞台を広げ、さらなる発展を遂げることとなりました。

外部リンク

* 囲碁データベース　韓国プロ棋戦「棋王戦」 - ウェイバックマシン

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