森村商事

森村商事株式会社について

森村商事株式会社は、東京都港区虎ノ門に本社を構える、歴史ある総合貿易商社です。その起源は1876年、森村市左衛門の異母弟である森村豊が銀座に設立した森村組に遡ります。当初は陶磁器の輸出を手がけていましたが、時代の変化とともに事業領域を拡大し、現在ではセラミックス、樹脂・化成品などの工業用原材料を中心に、金属、産業機械、食品など、多岐にわたる商品を扱っています。

グローバルな事業展開

森村商事は、日本国内だけでなく、アメリカ、オランダ、中国、タイ、ベトナム、フィリピン、インドなど、世界各地に拠点を展開しています。グローバルなネットワークを活かし、世界中の顧客のニーズに応えるべく、高品質な商品の安定供給に努めています。

森村グループの中核企業

森村商事は、森村財閥の中核企業として、ノリタケ（旧日本陶器）やTOTOなど、数々の著名な企業を派生させてきました。現在でも、森村グループの中核企業として、グループ全体の事業活動を牽引しています。

会社概要

商号: 森村商事株式会社
設立: 1876年（明治9年）10月
本社所在地: 東京都港区虎ノ門
国内拠点: 東京本社、名古屋支社、大阪支社、岡山営業所、九州営業所
海外拠点: アメリカ（ニュージャージー州、ロサンゼルス）、ヨーロッパ（オランダ）、中国（上海、香港、深圳）、台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピン、インド
事業内容: 窯業耐火物原料、航空機材、金属、電子工業用原材料・製品、化学品、機械プラント、香料・食品、生活用品等の輸出入および国内販売

沿革

1876年（明治9年）: 森村市左衛門らにより、東京銀座に森村組が設立。
1925年（大正14年）: 米国IBMの日本代理店となり、日本初のIBM統計機を日本陶器（現ノリタケ）に設置。
1946年（昭和21年）: 社名を森村商事株式会社に改称。
1959年（昭和34年）: 森村不動産株式会社を設立。
1960年（昭和35年）: 森村スタンダード・ウルトラマリン・アンド・カラー株式会社（現・森村ケミカル株式会社）を設立。本社を港区虎ノ門に移転。
1976年（昭和51年）: ニューヨーク駐在員事務所（現・米国森村商事株式会社）を開設。
1988年（昭和63年）: オランダに欧州森村商事株式会社を設立。
1990年（平成2年）: インドにマドラス駐在員事務所（現・インド森村商事）を開設。
1996年（平成8年）: シンガポール森村商事株式会社を設立。
1999年（平成11年）: 小野田森村マグネシウム株式会社を設立。
2003年（平成15年）: 上海駐在員事務所を開設。
2005年（平成17年）: アルモリックス株式会社を設立。
2009年（平成21年）: 森村貿易（深圳）有限公司設立。東邦マテリアル株式会社を設立。
2010年（平成22年）: 森村商事アジア株式会社（タイ）とインド森村商事株式会社を設立。
2013年（平成25年）: 台湾森村股份有限公司を設立。
2016年（平成28年）: 本社を現在地に移転。

関連会社

森村商事は、以下の関連会社を通じて、多岐にわたる事業を展開しています。

森村不動産株式会社
森村ケミカル株式会社
アルモリックス株式会社
株式会社三和研究所
小野田森村マグネシウム株式会社
株式会社ムラタ
サーテックMMCジャパン株式会社
Chettinad Morimura Semiconductor Material Private Limited（インド）
OMM(Thailand) Co., Ltd. （タイ）

森村グループ

森村商事は、以下の企業群からなる森村グループの中核を担っています。

ノリタケ株式会社
TOTO株式会社
日本碍子株式会社
日本特殊陶業株式会社
株式会社大倉陶園
共立マテリアル株式会社
株式会社INAX（旧グループ企業）

まとめ

森村商事は、140年以上の歴史を持つ老舗の総合貿易商社であり、その事業は多岐にわたります。グローバルなネットワークを活かし、高品質な商品を提供することで、社会の発展に貢献しています。また、森村グループの中核企業として、グループ全体の成長を牽引する役割も担っています。

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