森林公園駅 (埼玉県)

森林公園駅について

森林公園駅（しんりんこうえんえき）は、埼玉県比企郡滑川町大字羽尾に位置する、東武鉄道東上本線の駅です。駅番号はTJ 30で、1971年3月1日に森林公園検修区の使用開始に合わせて開業しました。この駅は、東上本線と越生線の全車両が配置されている車両基地である森林公園検修区に隣接していることが特徴です。

駅の構造

駅は地上にあり、島式ホーム2面4線を備えています。駅舎は橋上に設けられ、北口と南口、そして各ホームと改札階を結ぶエスカレーターが設置されています。2009年3月31日には、エレベーターと多機能トイレが導入され、バリアフリー化が図られました。トイレは各ホーム上にあります。

森林公園駅が開業する前は、一つ池袋寄りの東松山駅が始発・終着駅として機能していました。しかし、森林公園検修区の開設に伴い、1977年10月21日のダイヤ改正で、東松山駅で折り返していた列車は当駅まで延長運転されるようになり、当駅が始発・終着駅としての役割を担うようになりました。これにより、運用後は基本的に森林公園検修区に入庫する形となっています。

また、当駅では時間調整を行う列車も存在します。下り列車では、ふじみ野駅で追い抜いた列車を待つ急行や、上り列車では、小川町駅始発の急行が快速急行や川越特急の発車を待つことがあります。上りの急行・快速急行は、基本的に当駅を先発した電車が池袋（副都心線直通列車は和光市）まで先着します。

駅は坂戸駅管区の傘下にあり、駅長が配置されています。つきのわ駅と武蔵嵐山駅もこの駅の管理下にあります。

のりば

長らく1・2番線から寄居駅まで直通する列車は設定されていませんでしたが、2023年3月18日のダイヤ改正以降、一部の列車が当駅から寄居駅まで直通するようになりました。これにより、小川町駅での乗り換えが不要になるケースも出てきました。

その他の特徴

2006年頃に発車標が更新された際、小川町駅で寄居行きに接続する列車には「寄居接続」と表示されるようになりました。また、回送電車が発車する際には、特別な発車放送が流れます。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は12,121人であり、東上線の東松山以西の駅では最も多い利用者数を誇ります。近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は、下記の通りです。

駅周辺

当駅は始発・終着列車が多いため、駅周辺にはパークアンドライド利用者のための駐車場が多く設けられています。南口は区画整理が進み、「東武CITY森林公園」をはじめとする住宅街が広がっています。その先には東松山工業団地が位置しています。一方、駅の東側は住宅が少なく、森林や畑が広がっています。

北口

国営武蔵丘陵森林公園：駅からは北へ約2.8kmの距離にあり、遊歩道と自転車道が整備されています。バスでのアクセスも可能です。
川越観光自動車森林公園営業所
無料駐輪場：熊谷東松山道路（県道47号線）のガード下にあります。
なめがわベイシアモール：約2kmの場所に位置します。

南口

東松山工業団地
国道254号
森林ホテル

バス路線

駅には「森林公園駅」停留所があり、北口ロータリーに位置しています。路線バスのほか、スクールバス、企業送迎バス、施設送迎バスも発着します。1・2番のりばは西側（ロータリー出口付近）、花園観光のりばは東側（ロータリー入口付近）にあります。

かつては3番のりばがあり、森林公園内ウォーターランド行きの臨時バスやイーグルバスの花見台工業団地行きに使用されていましたが、現在は使用されていません。また、東武バスウエストによって運行されていた深夜バス「ミッドナイトアロー東松山・森林公園駅」は、2020年11月20日をもって廃止されました。

コミュニティバス滑川町ふれあいバスや吉見町巡回バスも過去に乗り入れていましたが、それぞれ2016年8月31日と2019年3月31日をもって廃止されています。

隣の駅

東武鉄道 東上本線
■TJライナー・■川越特急・■快速急行・■急行・■準急・□普通
東松山駅 (TJ 29) - 森林公園駅 (TJ 30) - つきのわ駅 (TJ 31)

その他

森林公園駅 (北海道) - 同名駅が存在します。
日本の鉄道駅一覧

外部リンク

森林公園駅（駅情報） - 東武鉄道

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