森田宗男

森田宗男

森田宗男（もりた ときお、1962年5月25日 - ）は、日本の大蔵・財務・金融官僚です。金融国際審議官を務めました。

経歴

東京都出身。栄光学園高等学校を経て、東京大学経済学部を卒業。1985年に国家公務員採用上級甲種試験（経済）に合格し、大蔵省に入省しました（銀行局総務課）。

大蔵省（現在の財務省）において、銀行局、主計局、国際金融局など、様々な部署を経験。国際通貨基金（IMF）や経済協力開発機構（OECD）への派遣も経験し、国際的な視野を広げました。

2017年7月には金融庁証券取引等監視委員会事務局長に就任し、証券市場の公正性・透明性の確保に尽力。2019年7月には金融庁総合政策局長に就任し、金融政策の企画・立案を担いました。2020年7月には金融国際審議官に就任し、国際的な金融問題への対応に当たりました。

年表

1985年03月：東京大学経済学部卒業
1985年04月：大蔵省入省
1986年05月：派遣職員（国際通貨基金）
1989年07月：大蔵省主計局調査課
1991年07月：熊本国税局延岡税務署長
1992年07月：大蔵省国際金融局総務課課長補佐
1993年07月：外務省経済協力開発機構日本政府代表部二等書記官
1995年04月：外務省経済協力開発機構日本政府代表部一等書記官
1996年07月：大蔵省証券局総務課課長補佐（総括）
1998年06月：大蔵省金融企画局企画課課長補佐（総括、企画）
1999年07月：大蔵省金融企画局信用課課長補佐（総括）
2000年07月：大蔵省大臣官房秘書課課長補佐（政務次官秘書官）
2001年01月：財務省大臣官房秘書課課長補佐（副大臣秘書官）
2002年07月：財務省大臣官房付（アメリカ・コロンビア大学客員教授）
2004年06月：派遣職員（国際通貨基金・金融システム局審議役）
2007年07月：金融庁監督局証券課長・証券課資産運用室長（～2008年6月）
2009年07月：金融庁監督局銀行第一課長
2012年09月：金融庁総務企画局参事官（国際担当）
2014年07月：金融庁総務企画局参事官（国際・監督局担当）
2015年07月：金融庁総務企画局審議官（開示・国際担当）
2016年06月：金融庁総務企画局総括審議官・内閣府大臣官房審議官（共生社会政策担当）
2017年07月05日：金融庁証券取引等監視委員会事務局長
2019年07月05日：金融庁総合政策局長
2020年07月20日：金融国際審議官
* 2021年07月08日：退職

入省同期

矢野康治（財務事務次官）、可部哲生（国税庁長官）、藤井健志（内閣官房副長官補）、岡村健司（財務官）、中島淳一（金融庁長官）、中井徳太郎（環境事務次官）、岡本直之（国土交通省政策統括官）など、多数の著名な官僚が同期入省しています。

森田宗男は、そのキャリアを通じて、日本の金融行政の発展に大きく貢献しました。

もう一度検索