森田洋平 (アナウンサー)

森田 洋平氏は、1979年10月20日に東京都中央区で生まれたNHKのアナウンサーです。

攻玉社中学校・高等学校を経て、東京大学教養学部で表象文化論を専攻し卒業しました。学生時代には、中学・高校で吹奏楽部に所属し、大学では演劇サークルで活動するなど、多様な文化活動に触れています。2003年4月、NHKに入局し、アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。

最初の赴任地は長崎放送局でした（2003年度 - 2007年度）。ここでは、主に長崎県内のニュースや中継、リポートを担当し、地域情報番組「ながさき跳町発市」（2004年度 - 2005年度）や、夕方のニュース番組「もってこい長崎6」（2006年度）、「ニュース長崎EYE610」（2007年度）ではキャスターを務め、地域報道の基礎を築きました。

次に長野放送局へ異動（2008年度 - 2012年7月）。ここでもローカル報道の中心を担い、「イブニング信州」では18時台のキャスターとして（2009年3月30日 - 2012年7月27日）、また「信州845」の担当や長野県のニュース・気象情報を伝えました。

2012年8月からは大阪放送局に移り（2012年8月 - 2015年度）、関西の番組に携わるようになります。「上方演芸会」（2013年度）の担当や、夕方のニュース番組「ニューステラス関西」でメインキャスターを（2014年3月31日 - 2015年3月27日）、続く「ニュースほっと関西」でもメインキャスターを務めました（2015年3月30日 - 2016年4月1日）。また、「情報まるごと」や「NEWS WEB」では、大阪放送局からの放送時に月1回キャスターやニュースリーダーを担当するなど、多様な番組経験を積みました。

2016年度からは東京アナウンス室に勤務し（2016年度 - 2020年度）、全国放送の主要番組に数多く出演しました。夜のニュース番組「ニュースチェック11」や「ニュースウオッチ9」ではニュースリーダーを（2016年4月4日 - 2017年3月31日）、祝日には「ニュース845」や「NHKニュース（午後11時50分）」のキャスターを担当しました。また、ドキュメンタリー番組「Nスペ 5min.」やシリーズ「マネー・ワールド」、特別番組「古代遺跡透視 大ピラミッド」などでのナレーションも務めました。経済を楽しく学ぶ番組「オイコノミア」では進行役を（2016年10月 - 2017年12月頃）、朝のニュース番組「NHKニュースおはよう日本」では午前4時30分から6時までの時間帯でローテーションキャスターを担当（2017年4月10日 - 2018年3月14日）。科学番組「サイエンスZERO」では2018年4月8日から2021年3月28日まで司会を務め、情報番組「あさイチ」ではリポーターとして出演し、時には近江友里恵アナウンサーの代理で司会も担当しました。さらに、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」や「NHK学生ロボコン」、クラシック音楽番組「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」、オペラ番組「NHKニューイヤーオペラコンサート」など、エンターテインメントや教育分野の番組でも司会を務めるなど、活動の幅を大きく広げました。

2021年度からは再び大阪放送局へ（2度目、2021年度 - 2023年度）。京都の文化を深く掘り下げる「京コトはじめ」でキャスターを（2021年4月2日 - 2024年3月29日）、歴史の謎に迫る「歴史探偵」では探偵（リポーター）として出演（2021年6月9日 - 2024年3月13日）するなど、関西を拠点にした番組を担当しました。この時期にもナレーションや朗読、特番の司会などを数多くこなしています。

そして2024年度からは、現在の勤務地である奈良放送局へ。ここでは「ならナビ845」への不定期出演や奈良県内のニュース、中継、リポートを担当するほか、「ならナビ」や「ぐるっと関西おひるまえ奈良」では編集責任を務め、奈良放送局制作番組全体の編集責任者、さらにはアナウンスグループの統括という重要な役割も担っています。

プライベートでは、舞台鑑賞や乳酸菌の摂取、ランニング、家庭菜園を趣味としています。猫をこよなく愛し、歌手の安室奈美恵さんの大ファンであるという一面も。また、特技として「お茶を濁すこと」を挙げるなど、ユニークな人柄も持ち合わせています。

入局以来、各地の放送局で報道から情報、教養、エンターテインメントと多岐にわたる分野の番組を担当し、アナウンサーとして幅広い経験とスキルを培ってきた森田洋平氏。現在は奈良の地で地域に根ざした情報発信に力を注ぎながら、グループ統括としても貢献しています。

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