樋口典常

樋口 典常について

基本情報

樋口典常（ひぐち のりつね）は、1868年2月11日に生まれ、1946年5月8日に亡くなった日本の政治家です。主に衆議院議員として活動し、立憲政友会や昭和会に所属していました。また、鉄道政務次官としても知られています。

出身と教育

彼は筑後国八女郡長峰村、現在の福岡県八女市に生まれました。1886年に東京法学院の法律科を修了し、法学の知識を深めました。その後、福岡県会議員に選出され、政界でのキャリアの第一歩を踏み出しました。

政治経歴

樋口の本格的な政治活動は、1912年の第11回衆議院議員総選挙へ出馬し、当選したことに始まります。その後の選挙でも再選を果たし、彼の影響力は次第に増していきました。選出後は、台湾総督府評議会員や台湾農林株式会社の社長、さらには台湾製塩株式会社の取締役など、重要な役職を歴任しました。

鉄道政策への貢献

1923年には衆議院の補欠選挙で当選し、その後第17回及び第18回衆議院議員総選挙でも再当選しました。この期間中、岡田内閣の下で鉄道政務次官としての役割を果たし、鉄道政策の実現に寄与しました。彼はこの役職において、交通インフラの整備や発展に努め、実績を上げました。

昭和会の結成

1935年、樋口は昭和会の結党に参加しました。この新たな政党は、当時の政局において重要な役割を担い、樋口もその一員として政治の舞台に立ち続けました。

死去と遺産

樋口典常は1946年に亡くなりましたが、彼の政治家としての活動は今なお多くの人々に記憶されています。彼が果たした役割、特に鉄道政策における貢献は、日本の近代的な交通網の発展に大きく寄与しました。歴史の中でその足跡を辿ることは、とても意義深いことと言えるでしょう。

参考文献

樋口の経歴や業績については、多くの文献が残されています。特に『人事興信録 第4版』『人事興信録 第10版（下）』『第一回乃至第二十回総選挙 衆議院議員略歴』『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』などの資料は、彼の生涯や業績を理解するための貴重な情報源となります。

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