権田直助

権田直助（ごんだ なおすけ）

権田直助は、文化6年1月13日（1809年2月26日）に生まれ、明治20年（1887年）6月8日に没した、幕末から明治初期にかけての国学者、神道家、そして医者です。

生涯

武蔵国入間郡毛呂本郷（現在の埼玉県入間郡毛呂山町）に生まれました。幼名は玄常、号は名越廼舎（なごしのや）と称しました。彼は、医術を野間広春院から、漢学を安積艮斎から、そして国学を平田篤胤から学びました。その中で、相楽総三や落合直亮らと共に尊王攘夷運動に関わりました。

明治維新後、権田直助は大学校の設立に尽力し、大学中博士となりました。その後、皇典講究所文学部教授、神道本局顧問を歴任するなど、教育・研究機関において重要な役割を果たしました。晩年は、神社再興の先駆者として、大山阿夫利神社と三嶋大社の長に任ぜられ、神社の復興と発展に貢献しました。

彼の功績を称え、明治40年（1907年）には正五位が追贈されました。墓所は、現在の権田公園となっています。

著書

みたまのふゆ
心の柱

参考文献

『國學者著述綜覽』関隆治編、森北書店、1943年。
中根粛治・編『慶長以来諸家著述目録　和学家之部』（1893年、青山堂支店、『國學者著述綜覽』, p. 93より）

外部リンク

特集 毛呂山人物伝 「権田直助」 (PDF) 広報もろやま平成24年12月20日号（毛呂山町）
国学・神道関係人物研究情報データベース（國學院大學）
* 埼玉ゆかりの偉人（埼玉県）

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