横山あきお

横山 あきおの生涯

横山あきお（本名：横山孝信）は、1930年9月26日に富山県富山市で生まれ、2014年6月20日に東京都で他界した日本の俳優およびコメディアンです。彼の芸能人生は、映画監督を志すところから始まりましたが、さまざまな経緯を経て、名脇役として多くの作品に出演しました。最終的には優企画に所属しました。

プロとしてのスタート

上京後、横山は舞台での活動を目指しました。彼は大空ヒットに師事し、最初は兄弟子である大空はるか（後のケーシー高峰）と共に「大空はるか・かなた」というコンビを結成し、その名は広がりました。しかし、長続きすることはなく解散。その後も兄弟子たちとコンビを組み続けましたが、大空ヒットから破門され、再び奮起します。

青空一門との契約

コロムビア・トップの青空一門に移籍した彼は、青空はるおとともに「青空はるお・あきお」という組み合わせで活動を続けました。1967年、彼らは『NHK漫才コンクール』で見事に優勝し、横山あきおの実力が広く認められました。この優勝により、彼は全国区の存在となりました。

俳優への転身

1972年に青空一門とのコンビを解散した後、横山は俳優としての道を選びます。その際に名前も改め、しっかりと新たなスタートを切ります。彼はその独特の風貌を活かし、アジア系外国人役やラーメン店員など様々な役柄で名脇役として活躍しました。

映画とテレビドラマ出演

横山あきおは多くの映画やドラマに出演しました。代表的な映画には、1967年の『東京ナイト』、1975年の『新幹線大爆破』、1985年の『タンポポ』、1999年の『20世紀少年』、そして2010年の『おとうと』等があります。しかし、単発出演や脇役としての活躍が多く、特に脇役として重宝されました。

彼のテレビドラマ出演についても多岐にわたります。1968年から放送された『顎十郎捕物帳』や、1972年の『なんたって18歳!』、人気シリーズの『プレイガール』では多くのエピソードに登場し、その個性的な演技が注目を集めました。他にも『ウルトラシリーズ』や『水戸黄門』、『熱中時代』といった作品での演技はファンの間で評判となり、その存在感は視聴者に強く印象づけられました。

最期とその影響

横山あきおは2014年6月20日、肺炎により東京都内の病院で83歳の生涯を閉じました。彼の死去に際して、多くのファンや同業者から惜しまれました。彼の演技や存在は、後の世代の俳優たちにも影響を与え、少なくとも日本のエンターテインメント界において一たりともその名を刻むことは間違いありません。

横山あきおは、多くの作品を通じて日本のコメディ・映画界に根深い足跡を残しました。彼のユーモアと才能は、今なお多くの人々に語り継がれています。

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