橋本侑樹 (野球)

橋本侑樹（はしもと ゆうき）

福井県大飯郡高浜町出身のプロ野球選手（投手）。中日ドラゴンズに所属する左投左打の選手である。

経歴

プロ入り前

小学校3年生から野球を始め、中学校時代は若狭高浜ボーイズに所属。岐阜県の大垣日本大学高等学校に進学。

高校1年の夏に甲子園に出場。開幕戦でリリーフ登板するも、1回3失点で敗戦投手となる。

大阪商業大学では1年春からリーグ戦に出場し、3年秋には最優秀防御率を獲得。4年秋にはノーヒットノーランを達成するなど、大西広樹と共に活躍。大学では担当記者クラブ賞と特別賞を受賞している。同期には大西広樹、小野寺暖がいる。

2019年ドラフト会議で中日ドラゴンズから2位指名を受け、契約金8000万円、年俸1200万円で仮契約。背番号は13。高校のチームメイトである滝野要とは、大学、プロでもチームメイトとなった。

中日ドラゴンズ時代

2020年は開幕一軍入りを果たし、6月20日のヤクルト戦でプロ初登板。1回を無安打無失点に抑える。しかし、その後は結果を残せず二軍降格。同年は14試合に登板し、0勝0敗、防御率7.41。

2021年は、5月27日のソフトバンク戦でプロ初ホールドを記録。交流戦では強打者から三振を奪うなど、能力の片鱗を見せる。同年は28試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率3.71。

2022年は、3月27日に一軍昇格。8月14日の阪神戦でプロ初先発を果たす。5回4失点でプロ初勝利はお預けとなった。同年は250万円減となる推定年俸1100万円で契約を更改。

2023年はリリーフに再転向。4月11日に一軍に合流。10試合連続無失点を記録するも、5月30日のソフトバンク戦で三者連続死球を与え降板。9月21日のヤクルト戦でプロ初勝利を挙げた。最終的に13試合に登板し、防御率は1.17を記録。年俸は100万円増の推定1200万円で更改。

2024年は開幕一軍入り。27試合に登板し、2勝4ホールドを記録。6月29日のDeNA戦で左手を負傷し登録抹消されるも、7月14日に一軍復帰。同年は自身最多となる47試合に登板し、3勝1敗5ホールド、防御率1.73を記録。1500万円増となる推定年俸2700万円で契約を更改。

選手としての特徴

2023年には、二軍で自己最速155km/hを計測している。

人物

2021年1月22日に中学校時代の同級生の一般女性と結婚。

兄の幸樹も野球選手で、現在は北海道ベースボールリーグの富良野ブルーリッジに所属。

詳細情報

年度別投手成績

(2024年度シーズン終了時)

年度別守備成績

(2024年度シーズン終了時)

記録

初記録

初登板：2020年6月20日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦（明治神宮野球場）、5回裏に2番手で救援登板、1回無失点
初奪三振：2020年6月25日、対横浜DeNAベイスターズ3回戦（横浜スタジアム）、6回裏に宮﨑敏郎から空振り三振
初ホールド：2021年5月27日、対福岡ソフトバンクホークス3回戦（バンテリンドーム ナゴヤ）、8回表に4番手で救援登板、1回無失点
初先発登板：2022年8月14日、対阪神タイガース20回戦（京セラドーム大阪）、5回4失点で勝敗つかず
初勝利：2023年9月21日、対東京ヤクルトスワローズ25回戦（明治神宮野球場）、5回裏に2番手で救援登板、1回無失点

打撃記録

初打席：2022年8月14日、対阪神タイガース20回戦（京セラドーム大阪）、3回裏にジョー・ガンケルから一犠打

その他の記録

1イニング3与死球：2023年5月30日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦（福岡PayPayドーム）、4回裏に近藤健介、柳田悠岐、栗原陵矢に3連続与死球 ※史上12人目、史上最多タイ、交流戦史上初
三者連続与死球：同上 ※史上3人目、史上最長タイ、交流戦史上初

背番号

13（2020年 - ）

登場曲

「爆勝宣言 -2003 Original New Version-（橋本真也入場テーマ曲）」鈴木修（2020年 - ）

脚注

関連項目

福井県出身の人物一覧
大阪商業大学の人物一覧
中日ドラゴンズの選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 橋本侑樹 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan), The Baseball Cube
選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
* 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE

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