武蔵台 (東京都府中市)

武蔵台について

武蔵台（むさしだい）は、東京都府中市の北西部に位置する地域で、一丁目から三丁目までの行政地名で構成されています。郵便番号は183-0042で、武蔵府中郵便局が管轄しています。

地理

武蔵台は府中市の北西部に位置し、東は栄町、南東は晴見町、東は東芝町、南は西原町、北西は北山町、北は国立市東、国分寺市、内藤、日吉町、西恋ヶ窪、泉町、西元町に隣接しています。府中市の中で唯一、JR中央線を北側に越えた部分に位置しています。東八道路など幹線道路が横断していますが、町内は静かな住宅街が広がっています。また、病院、学校、雑木林なども点在しています。

この地域は、多摩川の川岸段丘である国分寺崖線（はけ）に接しており、北に向かって標高が高くなる地形です。府中市内の最高標高地点である82mを含むエリアです。町内や周辺からは多くの遺跡が発見されており、特に二丁目から発掘された武蔵台遺跡からは、旧石器時代から平安時代にかけての遺物が発見されています。この地域は、武蔵国分寺の遺跡群の一部を形成しています。

公園

武蔵台には、武蔵台公園や武蔵台遺跡公園など、自然豊かな公園があります。武蔵台公園は、1968年に開設された広さ46,835平方メートルの公園で、コナラ、クヌギ、アカマツなどが生い茂る雑木林が中心です。かつての武蔵野の面影を残しており、明治100年記念モニュメントや府中の30景にも選ばれています。また、町内の一部は梅や桜の名所としても知られています。

地価

住宅地の地価は、2014年1月1日の公示地価によれば、武蔵台2丁目16番12外の地点で28万7000円/m2となっています。

歴史

武蔵台は、かつて屋敷分村（1880年に府中駅に合併）の一部と本宿村の一部にまたがる地域でした。この地は、武蔵野台地に位置することから「武蔵台」と名付けられました。古代には、武蔵国時代の官道が南北に通っており、大國魂神社へとつながっていました。この道の東西には、武蔵国分寺跡や国分尼寺跡があり、新田義貞が分倍河原へ攻め込んだ際に夜が明けたとされる「白明坂」も存在します。

1961年、大字府中と本宿の各一部から武蔵台の町名が誕生しました。当初は一丁目から四丁目までありましたが、武蔵台四丁目は1965年に国分寺市に編入され、その後、西恋ヶ窪一丁目から四丁目、日吉町一丁目から四丁目へと再編されました。

世帯数と人口

2018年1月1日現在、武蔵台の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数: (ここにデータがあれば記述)
人口: (ここにデータがあれば記述)

学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

小学校: (ここにデータがあれば記述)
中学校: (ここにデータがあれば記述)

交通

鉄道

武蔵台の北端にはJR中央本線、東端には武蔵野線が通っていますが、町内に駅はありません。最寄駅は、国分寺市内にある西国分寺駅です。府中市内の白糸台にある京王線の武蔵野台駅とは、所在地が離れているため注意が必要です。

道路

東八道路（30m道路）
東京都道145号立川国分寺線（多喜窪通り）
多摩南北道路（新府中街道）

主要施設

武蔵台には、以下の施設があります。

府中市立武蔵台小学校（1967年開校）
武蔵台文化センター（1973年開館）
府中市立府中第七中学校（1968年開校）
東京都立多摩総合医療センター
東京都立小児総合医療センター
東京都立多摩がん検診センター
東京都立神経病院
根岸病院
武蔵台養護学校
武蔵台遺跡公園
武蔵台公園（イヌザクラは府中の名木百選）

参考文献

* 角川日本地名大辞典JLogos版

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