比治山橋停留場

比治山橋停留場の概要

比治山橋停留場（ひじやまばしていりゅうじょう）は、広島県広島市南区比治山本町に設けられた広島電鉄皆実線の停留場です。近隣の住民や通勤通学に利用される重要な交通拠点となっています。この停留場は駅番号「H03」としても知られています。

歴史的な背景

この停留場が設立されたのは1944年12月で、皆実線の開通とともに開業されました。しかし、翌年の8月6日には広島市に原子爆弾が投下され、皆実線も含む広島電鉄の主要な路線が全線で運行停止となってしまいました。復旧作業は1948年に完了し、皆実線は再び地域住民の足として機能し始めました。

年表

• - 1944年（昭和19年）12月27日: 比治山橋停留場が開業
• - 1996年（平成8年）10月: 駅番号「H6」が付与
• - 2025年（令和7年）8月3日: 駅番号が「H03」に変更

停留場の構造

比治山橋停留場は、道路に敷かれた併用軌道の一部として、二面の相対式ホームを備えています。ホームは低床式で、2本の線路を挟んで向かい合わせに設置されています。駅の起点から見ると、線路の左側には皆実町六丁目方面行きの下りホームが、右側には的場町方面行きの上りホームが位置しています。この設計は、乗客が便利に電車を利用できるよう考慮されています。

運行系統

比治山橋停留場には、広島電鉄の5号線のみが乗り入れています。他の系統は接続していませんが、利用者にとっては十分な交通手段を提供しています。

周辺環境

西側には京橋川が流れており、比治山橋が停留場の隣にかかっています。比治山橋は広島の歴史において重要な位置を占めており、そのたもとには被爆石碑「広島県道路元標」が設置されています。対岸は中区であり、住宅地区が広がっています。

一方、停留場の東側は比治山の南端にあたり、ここには住宅だけでなく、多くの行政施設も立地しています。

• - 広島県庁広島地域事務所建設局
• - 広島県食品工業技術センター
• - 広島県社会福祉会館
• - 広島国際医療福祉専門学校

バス路線

比治山橋停留場近くには「比治山橋」バス停があり、広島バスと広電バスが利用可能です。以下は主なバス系統の一覧です:

• - 旭町方面行き:

- 23号 横県線（広島バス）: 旭町・大学病院前方面
- 26号 旭町線（広島バス）: 旭町方面
- 10号線（広電バス）: 大学病院前・旭町方面

• - 八丁堀方面行き:

- 23号 横県線（広島バス）: 富士見町・八丁堀・紙屋町・横川駅方面
- 26号 旭町線（広島バス）: 富士見町・八丁堀方面（平日4本、土休日2本のみ）
- 10号線 急行（広電バス）: 市役所前・己斐 西広島駅方面

隣接する停留場

比治山橋停留場の隣には、以下の停留場があります:

• - 比治山下停留場 (H02)
• - 南区役所前停留場 (H04)

このように、比治山橋停留場は広島市の交通の中心の一部を成しており、多くの人々にとって生活に欠かせない存在となっています。

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