民政党 (韓国)

民政党について



民政党（みんせいとう）は、大韓民国の第三共和国時代に設立された重要な政党です。この党は、旧民主党から離れた尹潽善支持派のメンバーを中心に形成されました。特に、1961年に発生した5・16軍事クーデター以降、政治活動に対する規制が緩和されたのを契機に、1963年の初頭に設立を目指す大会が開催され、同年の5月14日に正式に結成されました。

当初、民政党は他の保守系野党との連合を模索し、「国民の党」の結成に参加しようとしました。しかし、政党間での大統領候補を巡る合意が得られなかったため、結局は国民の党を離脱し、9月12日に再び党大会を開催することになりました。この際、党の基本理念は自由民主主義と平和的な政権交代と定められ、金炳魯が代表最高委員に、尹潽善が次期大統領候補に選出されました。

尹潽善候補は、その後の大統領選挙において、民主共和党からの候補である朴正煕氏と対決しましたが、僅か15万票の差で敗北してしまいました。しかし、民政党はこれに続く総選挙で第1野党の地位を確保しました。その後、民政党は日本との国交正常化を巡る日韓会談に反対し、「対日屈辱外交反対、凡国民闘争委員会」を組織し、野党共同の闘争を展開しました。

1964年の12月には、自由民主党を吸収し、さらに第2野党の民主党との統合を実現しました。この統合により、第三共和国において初の統合野党である民衆党が誕生しました。

党勢の推移



朴正熙政権下での民政党の発展は、韓国の政党政治において重要な役割を果たしました。政権への対抗勢力として、民政党は多くの政治的活動やキャンペーンに参画し、国民の声を代弁する存在として注目を集めました。

なお、民政党の活動期間の詳細な変遷に関しては、尹景徹による「分断後の韓国政治」の資料を基にすることができます。この他、韓国史事典や多くの著名な研究書も参考にしながら、より深く理解を深めることが可能です。

参考文献




関連項目



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