水道橋駅

水道橋駅



水道橋駅は、東京都千代田区文京区にまたがる場所に位置する、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京都交通局(都営地下鉄)の駅です。この駅は、それぞれの路線で異なる駅番号が割り当てられており、乗り換え駅としても重要な役割を果たしています。

乗り入れ路線



水道橋駅には、以下の2社局の路線が乗り入れています。

JR東日本
中央・総武線(各駅停車):駅番号「JB 17」
都営地下鉄
三田線:駅番号「I 11」

JR東日本の路線は、線路名称上は中央本線に属していますが、実際には中央・総武線各駅停車のみが停車します。また、当駅は特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に含まれます。

歴史



駅名の由来は、かつて神田川に架かっていた神田上水懸樋という水路橋です。この橋が駅の近くにあったことから、その名が付けられました。

年表



1906年明治39年)
9月24日甲武鉄道の駅として開業。当初は旅客営業のみでした。
10月1日:国有化により、官設鉄道の駅となりました。
1909年明治42年)
10月12日:線路名称制定により、中央東線(後に中央本線)の所属となりました。
1949年昭和24年)
6月1日日本国有鉄道(国鉄)が発足し、その所属となりました。
1960年昭和35年)
5月1日:荷物扱いが廃止されました。
1971年昭和46年)
2月22日:都営地下鉄6号線の建設と白山通りの拡幅工事に伴い、快速線の水道橋架道橋が架け替えられました。
2月27日:緩行線の新水道橋架道橋も架け替えられ、大規模な工事となりました。
1972年昭和47年)
6月30日都営地下鉄6号線の駅が開業しました。
1978年昭和53年)
7月1日:都営6号線が三田線に改称されました。
1987年昭和62年)
4月1日国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
1991年(平成3年)
1月26日:JR東日本の東口に自動改札機が設置されました。
3月8日:JR東日本の西口にも自動改札機が設置されました。
2001年(平成13年)
11月18日:JR東日本でICカードSuica」の利用が可能となりました。
2006年(平成18年)
7月4日:JR東日本の発車メロディが読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」に変更されました。
2007年(平成19年)
3月18日東京都交通局でICカードPASMO」の利用が可能となりました。
2015年(平成27年)
4月1日東京都交通局の駅業務が東京都営交通協力会に委託されました。
2021年(令和3年)
3月12日みどりの窓口の営業が終了しました。
2022年令和4年)
2月中旬:JR東日本の1番線でホームドアの使用が開始されました。
3月中旬:JR東日本の2番線でもホームドアの使用が開始されました。
2024年令和6年)
12月7日:JR東日本の西口にお客さまサポートコールシステムが導入される予定です。

駅構造



JR東日本の駅(東口)と東京都交通局の駅(A2番出入口)は、外堀通りを挟んで約100m離れています。

JR東日本



駅長が配置された直営駅であり、飯田橋駅を管理しています。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。
改札口は東口と西口の2か所にあります。
快速線はホームの南側を通過しますが、壁で仕切られています。
JR東日本の複々線区間で相対式ホームを採用しているのは当駅のみです。
東口改札内、西口券売機前、改札内、2番線ホーム上にコインロッカーが設置されています。
東口には1・2番線ともにエレベーターがありますが、西口にはエレベーターやエスカレーターはありません。
指定席券売機は東口に設置されています。

のりば



2番線では、接近放送の後に「東京方面へは、御茶ノ水駅でお乗り換えです」という放送が流れます。2020年3月14日のダイヤ改正により、それまで早朝・深夜に設定されていた東京駅発着の各駅停車は消滅しました。

水道橋駅は東京ドームシティの最寄り駅であり、イベント時には非常に混雑します。東京ドームへのアクセスは西口、東口どちらからでも可能です。

駅のホーム案内板には、現在では使用されていない「ビッグエッグ」の名称が残っています。

2006年7月4日からは、発車メロディが読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」に変更されました。1番線がサビの部分、2番線が歌い出しの部分となっています。このメロディは、当初シーズン終了までの予定でしたが、その後も継続して使用されています。

1977年には、王貞治選手のホームラン世界新記録達成を記念して、当駅で記念入場券が発売されました。

駅構内には、西口と東口それぞれの改札外にNewDaysがあります。かつては東口の改札内にも売店がありましたが、現在は閉店しています。

総武線各駅停車の御茶ノ水止まりの終電の夜間留置および非常時の折り返しのため、御茶ノ水寄りに両渡り線が設置されています。また、年末年始の終夜運転では、当駅始発の千葉行きが設定されます。

東京都交通局



島式ホーム1面2線を有する地下駅です。
JR東日本の駅と離れているのは、中央線の跨道橋の構造と水道橋道路橋の老朽化のため、地下鉄建設工事で損傷を与えないように配慮したためです。
駅業務は2015年4月1日から東京都営交通協力会が受託しています(駅務区に関する業務を除く)。
日比谷駅管区に管理される被管理駅となっています。
開業から1999年までは非常渡り線がありましたが、現在は撤去されています。

のりば



利用状況



JR東日本: 2023年度の1日平均乗車人員は68,577人で、JR東日本では59位です。
都営地下鉄: 2021年度の1日平均乗降人員は39,938人です。

駅周辺



駅周辺には、以下の施設やバス路線があります。

東京ドームシティ
東京ドームホテル
ミーツポート

バス路線



水道橋駅前
都02乙:池袋駅東口行 / 一ツ橋行(都営バス
風ぐるま 富士見・神保町ルート:千代田区役所行(日立自動車交通
東京ドームホテル・ミーツポート
Bーぐる 千駄木・駒込ルート:春日駅・白山駅・千石駅・千駄木駅方面(循環)(日立自動車交通
高速バス
東京ドームホテル:池袋・新宿・秋葉原線、岩手きずな号、空港連絡バス

隣の駅



JR東日本
中央・総武線:御茶ノ水駅 - 水道橋駅 - 飯田橋駅
東京都交通局
三田線:神保町駅 - 水道橋駅 - 春日駅

脚注



詳細は、以下のリンク先をご参照ください。

JR東日本:水道橋駅
都営地下鉄:水道橋駅

関連項目



日本の[[鉄道駅]]一覧
後楽園球場
水道橋博士

この記事は、水道橋駅に関する情報をまとめたものです。駅の利用や周辺施設への訪問の際にお役立てください。

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