氷見市海浜植物園

氷見市海浜植物園：海と緑が織りなす癒しの空間

富山県氷見市に位置する氷見市海浜植物園は、海浜植物を専門とするユニークな植物園です。その愛称「シーサイドパーク」が示す通り、富山湾に面した自然豊かなロケーションにあり、訪れる人々に癒しと安らぎを提供しています。

自然と調和したロケーション

植物園は、能登半島国定公園内にある松田江浜に位置し、その広さは6.4ヘクタールに及びます。この場所は、かつて万葉集にも詠まれた風光明媚な地であり、白砂青松の美しい景観が今もなお保たれています。設計は著名な建築家、長谷川逸子が手掛け、特徴的な展望台からは周囲の景色を一望できます。

海浜植物を専門とする展示

展示の中心は、その名の通り海浜植物です。館内中央の展示庭園では、松田江浜や虻が島の植物を中心に、日本各地の海浜植物が植栽されています。また、温室ではソテツやパイナップルなどの熱帯・亜熱帯植物、グラスチューブではブラシノキやブーゲンビリアなどのつる性植物が展示されており、多様な植物の世界を体験できます。

海浜散策園では、松田江浜の海浜植物が保護・育成されており、自然の中で植物を観察することができます。

リニューアルで魅力が向上

2021年4月には大規模なリニューアルが行われ、内装や遊具に地元のひみ里山杉が使用されました。このリニューアルにより、施設はより魅力的になり、訪れる人々にとってより快適な空間へと生まれ変わりました。

施設概要

展示庭園：日本各地の海浜植物を展示。
温室：熱帯・亜熱帯の植物を展示。
グラスチューブ：つる性植物を展示。
海浜散策園：松田江浜の海浜植物を保護・育成。
ふれあい園花壇：季節の花々が楽しめる花壇
レストラン：「シーサイドハウス ボルカノ」では、富山湾を望む絶景とともに食事が楽しめます。

その他、売店、展示ホール、メインホール、ワークショップスペースなど、様々な施設が併設されています。

利用案内

開園時間：午前9時から午後5時まで（冬期は午後4時30分まで）。最終入園は閉園時間の30分前まで。
休園日：7月、8月を除く毎週火曜日、祝日の翌日、年末年始。
入園料：通常は無料。イベント開催時などは有料の場合あり（詳細は公式サイトをご確認ください）。

アクセス

鉄道：JR氷見線島尾駅から徒歩15分、氷見駅から徒歩30分または車で5分。
バス：加越能バス「柳田」下車、徒歩10分。
車: 北陸自動車道小杉ICから45分、能越自動車道氷見ICから10分、高岡北ICから15分。
無料駐車場を完備しています。

まとめ

氷見市海浜植物園は、海浜植物を専門とするユニークな植物園として、自然と調和した美しい景観の中で、多様な植物を観察し、学ぶことができる場所です。リニューアルを経て、より魅力的な施設となった「シーサイドパーク」に、ぜひ一度足を運んでみてください。

関連情報

* 氷見市海浜植物園公式サイト

もう一度検索