永田淳

永田淳は、1973年8月20日に滋賀県大津市で生まれた歌人であり、出版社「青磁社」の代表を務めています。また、短歌結社「塔」の選者としても活動しています。

歌人一家に生まれた永田淳は、父に永田和宏、母に河野裕子、妹に永田紅、妻に植田裕子と、家族全員が歌人という環境で育ちました。

1988年には、父が主宰する短歌結社「塔」に入会し、歌人としての道を歩み始めます。同志社大学文学部英文学科を卒業後、釣り雑誌の記者を経て、自ら出版社「青磁社」を立ち上げました。

2009年には、第一歌集『1/125秒』で第35回現代歌人集会賞を受賞。この受賞は、史上初となる親子二代での受賞となり、歌壇に大きな話題を呼びました。さらに、2023年には第四歌集『光の鱗』で第10回佐藤佐太郎短歌賞を受賞し、その才能を改めて世に示しました。

永田淳は、歌集の発表だけでなく、著作活動やテレビ出演も積極的に行っています。

著書

『1/125秒』(歌集、ふらんす堂、2008年)
『家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日』(河野裕子、永田和宏、永田紅共著、産経新聞出版、2011年)
『湖をさがす 短歌日記2011』(ふらんす堂、2012年)
『評伝・河野裕子　たつぷりと真水抱きて』(白水社、2015年)
『コレクション日本歌人選 河野裕子』(笠間書院、2019年)
『竜骨（キール）もて』(歌集、砂子屋書房、2020年)
『光の鱗』(歌集、朔出版、2023年)

テレビ

「NHK短歌 題“わらう”／“五月”という詩語」- NHK短歌（NHK教育テレビ）（2009年5月24日）
「ETV特集 この世の息～歌人夫婦・40年の相聞歌～」- ETV特集（NHK教育テレビ）（2011年7月10日）
「FNNスーパーニュースアンカー」18時台の特集 - 関西テレビ（2012年4月18日）
プレミアムドラマ「うたの家〜歌人・河野裕子とその家族」（2012年8月26日、NHK BSP）- 役：蟹江一平

永田淳の活動は、歌人としての創作活動にとどまらず、出版社の代表として、また、テレビ出演を通じて、短歌の世界を広く社会に伝える役割も担っています。

外部リンク

青磁社ホームページ'>青磁社ホームページ
* 東郷雄二「橄欖追放　第46回　永田淳『1/125秒』」（永田淳作品書評）

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