沖縄テレメッセージ

株式会社沖縄テレメッセージについて

株式会社沖縄テレメッセージ（OTCまたは沖縄TM）は、かつて沖縄本島で電気通信事業を展開していた企業です。親会社はYOZANでした。

提供サービス

OTCは、020電話番号を利用した「テレメのユニファイドサービス」を提供していました。このサービスは、インターネットファックス、電子メール、ページャーを統合したもので、着信通知をページャーで行ったり、電子メールをファクシミリや音声で受信したりする機能がありました。ただし、020への発信はNTT東西の固定電話・公衆電話、auの携帯電話に限られていました。

その他、ADSL、WiMAX、ホームページ作成、経理事務代行などの事業も行っていました。

2007年1月より開始されたユニバーサルサービス制度の指定事業者からは除外されていましたが、親会社だったYOZANが指定事業者となり、利用者負担分の徴収を行っていました。

沿革

1986年8月22日：発起人会が開催されました。
1986年10月24日：会社が設立されました。
1987年6月24日：第一種電気通信事業・無線局免許を申請しました。
1987年7月24日：第一種電気通信事業許可を取得しました。
1987年12月25日：事業を開始しました。
2001年7月25日：ADSLサービスを開始しました。
2005年8月15日：YOZANが沖縄テレメッセージに出資しました。
2006年12月1日：沖縄県域のプロバイダ「コスモスネット」の事業を引き継ぎました。
2008年12月25日：WiMAXサービス「テレメBB-WiMAX」を南城市で開始しました。
2017年3月末：ポケットベル事業から撤退することを発表しました。
2017年4月5日：ページャー（ポケットベル）事業を終了しました。
2019年9月1日：インターネットサービスプロバイダー事業を株式会社ハンジャ・ネットワークスに譲渡しました。

テレメBB-WiMAXの回線障害

2009年5月頃から、テレメBB-WiMAXにおいて回線障害が頻発するようになりました。最長で3日間完全に接続不能になったり、1〜2時間おきに10分前後の接続障害を繰り返したりする事例が報告されました。沖縄テレメッセージの公式サイトで告知されている回線障害情報はごく一部であり、実際にはほとんど毎日障害が発生していたとされています。

通信端末

詳細はテレメッセージ内の通信端末に関する情報をご参照ください。

その他

イメージキャラクターが存在していました。

関連項目

アステル沖縄：ポケベルとPHSの一体型端末でサービスを提供していた企業。ウィルコム沖縄（現ソフトバンク）の前身。

外部リンク

テレメBB
沖縄のインターネットプロバイダー COSMOS NET COMMUNICATIONS
YOZAN

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