泉佐野南出入口
概要
泉佐野南出入口(いずみさのみなみでいりぐち)は、
大阪府泉佐野市に設けられた阪神高速
道路4号湾岸線の
インターチェンジです。この出入口は、
神戸および大阪市内(
天保山)方面への流入と、同方面からの流出にのみ対応しており、逆方向への利用はできません。このような構造を持つ
インターチェンジは、ハーフ
インターチェンジと呼ばれます。
本出入口は、大規模な商業施設、オフィス、観光スポットが集まる
りんくうタウンへの主要なアクセスポイントの一つとして機能しています。周辺地域への重要な連絡路であり、多くの利用者がここを経由して目的地へと向かいます。
インターチェンジの案内標識には「4-22 泉佐野南出口
りんくうタウン 泉佐野港
フェリー」と記されており、主要なアクセス先を示す役割を果たしています。
施設
本出入口のうち、大阪市内・
神戸方面に向かう車線には
泉佐野本線料金所が併設されています。これは、
インターチェンジの手前、本線上に設置された料金所で、この地点で通行料金の収受が行われます。料金所には合計7つのブースが設けられており、その内訳は
ETC専用ブースが2つ、
一般(現金等)ブースが5つです。利用者は、進行方向や支払い方法に応じて適切なブースを選択して通行します。
接続道路と周辺
泉佐野南出入口は、
一般道路として以下の路線に接続しています。
大阪府道63号泉佐野岩出線
国道481号
これらの
一般道を通じて、
泉佐野市街地や
りんくうタウン内の各施設、さらには広域への移動が可能となります。
周辺地域は、
りんくうタウンとして整備された複合都市空間が広がっており、多くのランドマークが存在します。主な周辺施設には、西日本屈指の高さを誇る
りんくうゲートタワービル、観覧車が目印の商業施設
りんくうプレジャータウンSEACLE、人気ブランドが集まる
りんくうプレミアムアウトレットなどがあります。また、JR線と南海線が乗り入れる
りんくうタウン駅や、海沿いの広々とした
りんくう公園、近年整備された
泉南りんくう公園、大型商業施設
イオンりんくう泉南ショッピングセンターなども近隣に位置しており、本出入口はこれらの施設へのアクセス拠点としての役割も担っています。
隣接する高速道路施設と走行上の注意点
阪神高速4号湾岸線上における泉佐野南出入口の隣接施設は以下の通りです。
(4-21)
泉佐野北出入口: 本出入口の北側に位置し、こちらも主に
りんくうタウンへのアクセスに利用されるハーフICです。
泉佐野TB: 泉佐野南出入口に併設される料金所ですが、これは北行(大阪市内・
神戸方面)の本線にのみ存在する料金所です。
(4-23)
りんくうJCT: 本出入口の南側に位置するジャンクションで、
阪神高速4号湾岸線が
関西国際空港連絡橋(
関西国際空港方面、有料)と
関西空港自動車道(内陸方面)に分岐・合流する重要な地点です。特に南行車線では、泉佐野南出入口を通過するとすぐにりんくうJCTとなるため、空港方面や
関西空港自動車道へ向かう場合は進路選択に十分な注意が必要です。
泉佐野南出入口で
阪神高速4号湾岸線を降りず、そのまま直進してりんくうJCTから
関西空港自動車道へ進んだ場合、
一般道へ降りるための
インターチェンジは途中には一切設けられていません。
関西空港自動車道は、そのまま
阪和自動車道に接続しており、次に
一般道へ出られるのは、
阪和自動車道に入ってさらに南に進んだ先の
貝塚インターチェンジあるいは
泉南インターチェンジとなります。したがって、もし目的地が
りんくうタウン周辺や
泉佐野市街であるにも関わらず、誤って
関西空港自動車道へ進んでしまうと、目的地を大きく通り過ぎてしまい、無駄な走行時間と費用が発生することになります。このため、本出入口を利用すべき目的地に向かう際は、必ずここで降りるようにしてください。これは、この区間を初めて走行する際に特に留意すべき重要な点です。
関連項目
りんくうタウン
関西国際空港
アウトレットモール
* 日本の
インターチェンジ一覧
本情報は、阪神高速
道路株式会社などが提供する公開情報に基づき記述されています。