津屋崎駅

津屋崎駅（つやざきえき）

津屋崎駅は、かつて福岡県福津市津屋崎に位置していた西日本鉄道（西鉄）宮地岳線の駅です。宮地岳線（現在の貝塚線）の延伸に伴い、同線の終着駅となりましたが、路線の区間廃止によりその役割を終え、廃駅となりました。

歴史

1951年（昭和26年）7月1日：宮地岳線の宮地岳駅から当駅間が開通し、それに合わせて開業しました。
1980年代：駅周辺の道路整備のため、駅施設が貝塚方面へ移設されました。
2007年（平成19年）4月1日：宮地岳線の区間廃止に伴い、津屋崎駅も廃止されました。

駅構造

津屋崎駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅でした。駅には駅員が配置されており、有人駅として機能していました。駅の標高は3.9メートルです。夜間には、1番線に1本、2番線に2本の列車が留置され、計3本の列車が夜間滞泊していました。

1980年代には、線路の終端側に新たな道路が建設され、その用地確保のため、駅が移動することになりました。駅舎と分岐器は貝塚方面へ移動され、旧ホームの一部を再利用し、貝塚側を新たに延長する形で整備されました。この際、ホームの一部が切り接ぎされた様子は、写真からも確認できます。

この時に建設された道路は、福岡県道26号線の一部となり、1993年（平成5年）には国道495号線に昇格しています。駅舎は、車止めに向かって左側に位置していました。また、駅の脇には「電車延長記念」の石碑が建てられていましたが、現在では線路、駅舎、ホームは全て撤去され、石碑のみが残っています。なお、駅の敷地は2014年に全18区画の分譲住宅地として生まれ変わっています。

利用状況

1日の平均乗車人員と乗降人員は以下の通りです。

年度	平均乗車人員	平均乗降人員
:--	--:	--:

駅周辺

津屋崎駅は、旧津屋崎町の中心部に位置していました。駅の正面には国道495号線が通っています。

駅周辺には、以下の施設があります。

東郷神社
福津市役所津屋崎庁舎
福岡県立水産高等学校
津屋崎海水浴場
福津市立津屋崎中学校
福津市立津屋崎小学校
津屋崎郵便局

その他

始発列車から3番列車が出発するまでの間、駅の窓口では車内補充券が販売されていました。
駅には記念スタンプが設置されていました。
当駅が終着となる列車内では、車内放送の前に、チューリップの「心の旅」のオルゴールチャイムが流れていました。

隣の駅

西日本鉄道

■ 宮地岳線

宮地岳駅 - 津屋崎駅

脚注

(この項目は、原文に脚注がないため、省略します。必要に応じて追記してください。)

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

もう一度検索