宮地岳駅

宮地岳駅（みやじだけえき）

宮地岳駅は、かつて福岡県福津市宮司に位置していた西日本鉄道（西鉄）宮地岳線の駅です。1925年（大正14年）に博多湾鉄道汽船の駅として開業し、当初は終着駅でした。その後、路線の延伸や会社合併を経て、西鉄宮地岳線の駅となりました。しかし、2007年（平成19年）に宮地岳線の一部区間が廃止されたことに伴い、この駅も廃駅となりました。

歴史

1925年（大正14年）7月1日：博多湾鉄道汽船の駅として開業。当時は終点駅で、現在の宮地嶽神社第2駐車場付近にありました。
1942年（昭和17年）9月：会社合併により九州電気軌道の駅となり、同月に会社が西日本鉄道に改称したため、西日本鉄道宮地岳線の駅となります。
1951年（昭和26年）7月1日：駅が移転。宮地岳線が津屋崎駅まで延伸され、途中駅となります。
2007年（平成19年）4月1日：宮地岳線の一部区間廃止に伴い、廃駅となります。

駅構造

宮地岳駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。標高7.9mに位置し、有人駅として運営されていましたが、末期には昼間と深夜は駅員が不在となる時間帯もありました。また、年末年始などの多客時には臨時改札口が使用されていました。

利用状況

1日の平均乗車および乗降人員は以下の通りでした。

（具体的な数字は省略）

駅周辺

駅周辺には、以下のような施設がありました。

宮地嶽神社：全国的に有名な神社で、多くの参拝者が訪れます。
宮地浜海水浴場：夏には海水浴客で賑わう海岸です。
真光寺：浄土真宗本願寺派の寺院です。
海心寺
民家村自然公苑：鉤屋作り（かぎやづくり）の民家などが保存された歴史公園です。
宮司コミュニティセンター
宮司郵便局

その他

駅には記念スタンプが設置されていました。
正式な改称はされていませんが、1950年頃までは「宮地嶽駅」と表記されていた時期がありました。国鉄発行の『停車場一覧』でも、1966年（昭和41年）版まではこの表記が確認できます。

隣の駅

西日本鉄道

■宮地岳線

西鉄福間駅 - 宮地岳駅 - 津屋崎駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

もう一度検索