浅川ダム

浅川ダムについて

浅川ダムは、長野県長野市を流れる一級河川、信濃川水系の浅川に建設されたダムです。このダムは、高さ53メートルの重力式コンクリートダムであり、洪水調節を主な目的とする長野県営の治水専用ダムです。

歴史的背景

浅川は、千曲川の支流であり、長野市の新興市街地を流れ千曲川に合流する中小河川です。その河川延長は短く、流れが急峻であることに加え、以前は天井川であったため、過去に何度も水害が発生していました。この状況を改善するため、治水安全度を年超過確率1/100と定め、森林整備や遊水地、溜池の利用といったダムに頼らない対策を含め、住民参加のもとで様々な治水対策が検討されました。その結果、河川改修と治水専用ダムを組み合わせた対策が最適であるという結論に至り、2010年（平成22年）にダム本体の建設が開始されました。

ダムの完成と運用

2017年3月、浅川ダムは運用を開始しました。同年5月10日には、浅川ダム管理棟の隣に展望広場が完成し、地元住民による竣工記念碑の除幕式が行われました。さらに、同年7月24日には、長野県による完成式典が浅川ダムの左岸で実施されました。

アクセス

浅川ダムへは、長野市中心市街地から長野県道506号戸隠高原浅川線を飯綱高原スキー場方面に進み、八櫛トンネルの出口を左折することでアクセスできます。

関連項目

ダム
日本のダム - 日本のダム一覧
重力式コンクリートダム
治水ダム - 日本の治水ダム一覧
都道府県営ダム
脱ダム宣言
浅川ループライン
八櫛神社（ブランド薬師）
* 浅川油田

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