浅香唯 少しおとなのシルエット

浅香唯 少しおとなのシルエット

『浅香唯 少しおとなのシルエット』は、1988年4月24日から1992年6月28日までニッポン放送で放送されていたラジオ番組です。パーソナリティは、当時人気絶頂だったアイドル、浅香唯さんが務めました。

概要

浅香唯さんがニッポン放送でパーソナリティを担当するのは、1985年10月から1986年3月まで放送された『鶴光の代打逆転サヨナラ満塁ホームラン 花とおじさん』に木曜日アシスタントとして出演して以来、約2年ぶりのことでした。

番組開始当初は、前番組『渡辺美里 ごきげんデイト』から引き続き、コカコーラ・ボトラーズの一社提供番組として、『COKE ON SUNDAY 浅香唯 少しおとなのシルエット』というタイトルで放送されていました。しかし、コカコーラ・ボトラーズは途中でスポンサーを降板しています。

1989年4月から1990年9月の間はネット局が存在し、特に1989年10月期は最多で9局ネットで放送されていました。ただし、各ネット局の番組表にはスポンサーの記載は見られませんでした。それ以外の期間はニッポン放送のみでの放送でした。

番組はフリートークが多く、リスナーからのハガキが採用された際には、番組特製の「ごめんちゃいシール」（『こんなんやりましたけど』のコーナーでクリアできなかった問題を出題したリスナーに贈呈）などがプレゼントされていました。また、番組発の「浅香新聞」が発行され、浅香さん自身がデザインしたインデックスカードなどを使ったカセットブックが番組オリジナルのスペシャルグッズとして販売されました。

浅香さんが女性リスナーのみを招待して語り合うイベント『女の子だけの・・・シリーズ』を開催していたこともあり、徐々に女性リスナーが増加し、1989年後期には全体の25%強を占めるほどになりました。

番組のテーマ曲は、中西俊博さんが作曲した『夏の朝に開くパレット』でした。

放送時間

毎週日曜日 23:30 - 24:00 （1988年4月24日 - 1990年6月24日）
毎週日曜日 23:00 - 23:30 （1990年7月1日 - 1990年10月7日）
毎週日曜日 24:00 - 24:30 （1990年10月14日 - 1992年6月28日）

主なコーナー・企画

宮崎弁講座
浅香のドリル: 浅香さんが小学校から幼稚園レベルまでの問題に挑戦する企画。スタジオで実験を行うこともあり、危険な実験になりかけたこともありました。
トキメキテレフォン: リスナーが浅香さんと電話でデートできるという企画。「ゲンくんの彼女をさがせ」という派生コーナーも生まれました。
浅香のこんなんやりましたけど: リスナーからの珍問・奇問に浅香さんが挑戦するコーナー。クリアできなかった出題者には「ごめんちゃいシール」が贈られました。
ショートストーリー: ショートストーリーと共に曲を紹介するコーナー。リスナーからのリクエストも受け付けていました。
都会でハラマキ: リスナーの都会生活のエピソードを紹介するコーナー。採用者には番組特製腹巻きが贈られました。
坊主頭に陽があたる: 浅香さんが選んだ男子を丸刈りにするという企画。実際にスタジオで丸刈りが行われました。

ゲスト

番組には、以下のような豪華ゲストが出演しました。

藤井郁弥、藤井尚之（チェッカーズ）
芳本美代子、中村繁之
光（大沢樹生、内海光司）
麻生圭子
今井美樹
松任谷由実
B'z

番組での出来事

1989年9月3日の放送回では、浅香さんが“都合”により番組を休み、急遽ピンチヒッターとして浅香さんの“大親友”を自称する「川崎亜紀」が登場し、浅香さんの意外な素顔や裏話を披露しました。

スタッフ

番組を支えた主なスタッフは以下の通りです。

チーフ構成作家：小川美篤
サブ構成作家：武田
AD：永山隆二
サブディレクター：野々川緑
チーフディレクター：吉松美香

ネット局

1989年4月から1990年9月にかけて、以下の放送局でネットされていました。

KBCラジオ
STVラジオ
青森放送
山形放送
東北放送
北日本放送
和歌山放送
中国放送
高知放送
福井放送

『浅香唯 少しおとなのシルエット』は、浅香唯さんの魅力が満載で、リスナーとの距離が近い、温かい雰囲気のラジオ番組でした。

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