浜名湖花博2014

浜名湖花博2014 〜花と緑の祭典〜

『浜名湖花博2014 〜花と緑の祭典〜』は、浜名湖花博10周年事業と第31回全国都市緑化しずおかフェアが同時開催されたイベントです。静岡県浜松市（現在は中央区）の浜名湖ガーデンパークとはままつフラワーパークを会場に、花と緑をテーマにした様々な展示やイベントが繰り広げられました。

概要

この博覧会は、静岡県が主体となり、浜名湖花博10周年を記念するとともに、全国都市緑化フェアを誘致することで、地域の魅力を発信する目的で開催されました。テーマは「花と緑のオーケストラ〜水辺で奏でる未来の暮らし〜」と題され、水辺の美しい景観と花々が織りなすハーモニーが表現されました。運営主体は、浜名湖花博10周年記念事業・第31回全国都市緑化しずおかフェア実行委員会が担いました。

公式キャラクター

公式キャラクターとして、「のたね」とその仲間たちが会場を盛り上げました。愛らしいキャラクターたちは、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれました。

会場ごとの詳細

浜名湖ガーデンパーク会場

会期: 2014年 4月5日 - 6月15日
交通アクセス: 遠州鉄道バスや舞阪駅からのシャトルバスに加え、水上交通も利用可能でした。有料駐車場も4,000台分（常設1,400台、臨時2,600台）用意されました。
メインキャラクター: のたね
植物: 約2,000品種、100万株の花々が咲き誇りました。

主な展示・施設:

花銀河: 壮大なスケールの花畑が来場者を魅了しました。
特別展示Togenkyo: 特別なテーマに基づいた展示が展開されました。
しずおかガーデン彩園 (Saien): 静岡県ならではの庭園が楽しめました。
花みどりアート回廊: アートと花が融合した空間が演出されました。
出展庭園: 様々なテーマの庭園が展示され、来場者の目を引きました。
クスノキのおしゃれ並木: クスノキの並木道が美しい景観を作り出しました。
マーガレットの小路: マーガレットが咲き誇る可愛らしい小道がありました。
のたねフードコート: 食事を楽しめるフードコートがありました。
公式記念品売店: イベント限定のグッズが販売されました。
パビリオン（屋内展示）
徳川園芸館: 江戸時代の園芸に関する展示が行われました。
花みどり創造館: 季節の花や作品が展示され、テーブルを彩る「彩ダイニング」も楽しめました。

特別屋内展示（5月6日まで）
青い胡蝶蘭: 千葉大学が研究開発した青い胡蝶蘭が展示されました。
青いバラ: サントリーフラワーズが研究開発した青いバラが展示されました。

はままつフラワーパーク会場

会期: 2014年 3月20日 - 6月15日
交通アクセス: 遠州鉄道バスと有料駐車場が利用できました。
メインキャラクター: 出世大名家康くん
植物: 約3,000種類の植物が展示されました。

主な展示・施設:

スマイルガーデン: 笑顔があふれる庭園が広がりました。
藤と150mのWボーダーガーデン「吉谷桂子の花の世界」: 人気ガーデナー吉谷桂子さんの手による美しい庭園が展開されました。
特別屋内展示:
ヒマラヤの青いケシ: 希少なヒマラヤの青いケシが展示されました。
富士山をイメージした青いコチョウラン: 富士山をイメージした青いコチョウランが展示されました。
染色された「ブルーエレガンス」というコチョウラン: 愛知県豊橋市の松浦園芸が制作し、浜松市中区の花美園が寄贈した染色された青いコチョウラン「ブルーエレガンス」が展示されました。この展示では、染色されたものであるという説明が十分にされておらず、来場者が浜名湖ガーデンパークで展示されていた千葉大学の研究による青い胡蝶蘭と誤認するケースも見られました。

入場者数

会期中、多くの来場者が訪れ、目標を大きく上回る入場者数を記録しました。

開幕13日目: 10万人突破
開幕20日目: 20万人突破
開幕27日目: 30万人突破
開幕47日目: 50万人突破
開幕58日目: 70万人突破
開幕58日目: 目標としていた80万人を突破。
開幕70日目: 100万人突破

最終的には、87日間の会期中に129万3289人が来場しました。会場別の内訳は、ガーデンパーク会場が69万3194人、フラワーパーク会場が60万0095人でした。

浜名湖花博2014