海老名サービスエリア

海老名サービスエリア（EXPASA海老名）

概要

海老名サービスエリアは、中日本高速道路が運営する東名高速道路のサービスエリアです。神奈川県内に位置する唯一のSAであり、東京方面からの下り線では最初のSA、名古屋方面からの上り線では最後のSAとして、多くのドライバーや旅行者に利用されています。その利用者数は1日平均約6万人と全国でもトップクラスであり、特に休日には駐車場が満車になるほどの賑わいを見せます。

東名高速道路のSA間隔は、通常約50kmが理想とされていますが、海老名SAは東京起点から約30km地点に位置しています。これは、東名高速道路の開通当時、交通量の多さを考慮して厚木ICよりも東側にSAを設ける必要があったためです。そのため、このSA以西はおおよそ50kmごとにSAが設置されています。また、上下線ともに一般道から徒歩でアクセスできる「ぷらっとパーク」が設置されており、地域住民の利用も多いです。

施設

海老名SAは、上下線ともに「EXPASA海老名」という愛称で親しまれています。上り線は株式会社フジランドが、下り線はハイウェイロイヤル株式会社が運営を担当しています。

上り線（東京方面）

上り線には、大型89台、小型446台、身障者用7台の駐車場、男女別のトイレ、ガソリンスタンド（ENEOS）、給電スタンド3基が完備されています。テイクアウト店では、アイスクリームやたこ焼き、焼き鳥、点心、アップルパイ、お弁当などが楽しめます。また、食品店では、各地の名産品やスーパーマーケット、かまぼこ店、ベーカリー、カフェ、フードコートなど、バラエティ豊かな店舗が揃っています。レストランでは、「おぼんdeごはん」で和食を楽しむことができます。

上り線にはサービスエリア･コンシェルジュ・FAXサービス、ハイウェイ情報ターミナル、ぷらっとパーク、シェアサイクルステーション、自動販売機、宝くじコーナー、ベビーコーナー、郵便ポスト、みずほ銀行ATMなどの便利な施設も設置されています。

下り線（名古屋方面）

下り線には、大型98台、小型528台、身障者用8台の駐車場、男女別のトイレ、ガソリンスタンド（ENEOS）、給電スタンド3基が設置されています。テイクアウト店では、海鮮茶漬け、おむすび、海鮮丼、お弁当、スイーツなどが楽しめます。フードコートには、ラーメンや定食、カレーなど様々なジャンルの店があります。レストランでは「海鮮三崎港」で新鮮な魚介類を味わえます。カフェでは、アイスクリームやコーヒーを味わうことができます。

下り線には、お土産店、ベーカリー、サービスエリア･コンシェルジュ・FAXサービス、ハイウェイ情報ターミナル、ぷらっとパーク、シェアサイクルステーション、自動販売機、宝くじコーナー、ベビーコーナー、郵便ポスト、みずほ銀行ATMなどの施設も充実しています。

名物「海老名メロンパン」

海老名サービスエリア下り線にあるベーカリー「ぽるとがる」の「海老名メロンパン」は、特に人気があります。外はしっとりとしたクッキー生地、中は薄い緑色のふわふわの生地で、メロンの香りが特徴です。当初は目立たない存在でしたが、口コミで広まり、現在では休日に行列ができるほどの人気商品となりました。2018年には、「48時間以内で最も多く売れた焼きたて菓子パンの数」としてギネス世界記録に登録されました。

その他の情報

• - 上り線では、本線合流後の合流車線が約3.1km先まで延長されています。
• - 過去には、テレビ東京系の番組「出没！アド街ック天国」で、高速サービスエリアスペシャル第1位に選ばれたことがあります。
• - 下り線の吉野家は、全国の同店の中でも売上が常に上位にランクインしています。
• - 1974年には、下り線で暴走族による乱闘事件が発生したこともあります。
• - 人気グループ「いきものがかり」の水野良樹は、大学時代に当エリア下り線でアルバイトをしていました。

近隣の施設

近隣には港北PA、横浜町田IC、綾瀬SIC、海老名JCT、厚木IC、伊勢原JCT、秦野中井IC、中井PAなどの施設があります。

海老名サービスエリアは、高速道路を利用する人々にとって、休憩や食事、ショッピングなどを楽しむことができる重要な拠点となっています。

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