清流新岩国駅

清流新岩国駅は、山口県岩国市御庄に位置する錦川鉄道錦川清流線の駅です。山陽新幹線新岩国駅と隣接しており、新幹線への乗り換えが可能です。

歴史

1960年（昭和35年）11月1日：国鉄岩日線の御庄駅として開業。当時は駅員無配置駅でした。
1975年（昭和50年）3月10日：山陽新幹線が開通し新岩国駅が開業。しかし、当駅とは別の駅として扱われました。
1987年（昭和62年）
4月1日：国鉄分割民営化によりJR西日本が承継。
7月25日：錦川鉄道に移管。
2013年（平成25年）3月16日：清流新岩国駅に改称。

駅構造

盛土の上に設置された地上駅で、単式1面1線のホームを持っています。ホームの一部は延長されており、その部分の構造が異なっています。無人駅で改札口はなく、ホーム上にはコンテナ車掌室を改造した待合室があります。

川西方面から当駅に到着する手前には、出発信号機と新岩国保守基地へ繋がる分岐器があります。これは森ヶ原信号場の出発信号機として扱われています。また、当駅を川西方面に出発した先には、森ヶ原信号場への場内信号機があります。

駅周辺

駅の北隣には山陽新幹線新岩国駅があり、連絡通路で繋がっています（徒歩約7分）。新幹線駅周辺は新興住宅地となっていますが、御庄地区の中心部は当駅周辺です。

岩国市中央公民館御庄分館（岩国市役所御庄出張所併設）
岩国市立御庄中学校
* 岩国市立御庄小学校

新幹線・新岩国駅との関係

当駅は新岩国駅に隣接していますが、開業当初から別の駅として扱われており、ダイヤも乗り換えを考慮したものではありませんでした。しかし、路線の運営母体が錦川鉄道に移管された後、時刻表に新岩国駅の最寄り駅として記載されるようになりました。

国鉄からJRにかけて、新幹線駅と在来線駅を同一駅とするケースは多いですが、当初から全く別の駅として扱われたのは、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅と津軽線津軽二股駅の事例が生じるまでは、当駅が唯一でした。鉄道紀行作家の宮脇俊三は、新幹線と結びつけると岩日線の廃線が難しくなるからではないかと推測しています。

錦川鉄道化後は、岩国駅から山陽本線経由で広島へ向かうよりも、当駅経由で新幹線を利用した方が早く到着できる場合があります。ただし、運賃は当駅経由の方が高くなります。

2013年3月16日には、新幹線新岩国駅との接続をアピールするため、清流新岩国駅に改称されました。

隣の駅

錦川鉄道

■錦川清流線

川西駅 - （森ヶ原信号場） - 清流新岩国駅 - 守内かさ神駅

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