渚駅 (岐阜県)

渚駅（なぎさえき）

概要

渚駅は、岐阜県高山市久々野町渚に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。この駅は、1934年（昭和9年）に開業した歴史ある駅で、地域の足として利用されてきました。

歴史

1934年（昭和9年）10月25日: 国鉄高山本線の飛騨小坂駅から高山駅、そして坂上駅までの区間が開通した際に、一般駅として開業しました。
1963年（昭和38年）4月1日: 貨物の取り扱いが廃止されました。
1969年（昭和44年）1月1日: 荷物の取り扱いが廃止され、同時に無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道（JR東海）の駅となりました。
1998年（平成10年）2月: 簡易駅舎に改築されました。
2023年（令和5年）3月18日: ダイヤ改正により、一部の普通列車が当駅を通過しなくなりました。

駅構造

渚駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。南側のホームは1番線で、上り列車（下呂方面行き）が停車します。北側のホームは2番線で、下り列車（高山方面行き）が停車します。1番線は、下り列車の発着も可能な構造となっており、実際に令和2年7月豪雨の影響で当駅での折り返し運転が行われました。

駅舎は1番線側にあり、ホームの西端には両ホームを結ぶ跨線橋が設置されています。駅にはトイレはなく、高山駅が管理する無人駅となっています。

のりば

利用状況

2019年度の1日平均乗車人員は3人です。これは、地域住民の生活を支える重要な駅であることを示しています。

駅周辺

駅の名称の由来となった「渚」集落は、駅から岐阜方面に約500mの場所に位置しています。駅前には約10軒の建物があるのみで、静かな雰囲気が漂っています。また、駅前から飛騨川を渡った向かいには「片籠」という集落があり、4月頃にはその名前の由来となったカタクリの花が美しく咲き誇ります。

高山方面に約400m進んだ国道41号上には、濃飛乗合自動車（高山 - 下呂線）の「渚駅口」バス停があります。

主な周辺施設

女男の滝: 岐阜県の名水五十選に認定されており、「子宝の水」としても知られています。
道の駅飛騨街道なぎさ: 高山方面に位置しています。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線
飛騨小坂駅 - 渚駅 - 久々野駅

その他

渚駅は、そのひっそりとした佇まいと、周辺の自然の豊かさが魅力の駅です。駅を訪れる人々は、静かな時間を過ごし、地域の文化や自然に触れることができます。

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