滝見信号場

滝見信号場は、岩手県一戸町に位置していた、日本国有鉄道（現・いわて銀河鉄道線）東北本線の信号場でした。

構造

滝見信号場は、戦時型信号場として知られていました。小繋駅から3.1km、小鳥谷駅から4.6kmの地点に位置し、単線時代には、難所として知られた十三本木峠を越えるために、スイッチバック式の構造を採用していました。具体的には、小繋駅側と小鳥谷駅側の両方に、それぞれ引き上げ線が1本ずつ設けられていました。

1965年（昭和40年）に小繋 - 滝見信号場間が複線化されると、信号場の配線も変更され、複線始終端型の配線となりました。これにより、スイッチバックの機能は廃止されました。

歴史

1944年（昭和19年）10月11日：滝見信号場が開業。
1965年（昭和40年）9月27日：小繋 - 滝見信号場間が複線化。これに伴い、スイッチバックが廃止され、複線始終端型の配線に変更。
1967年（昭和42年）7月25日：滝見信号場 - 小鳥谷間が複線化されたことに伴い、滝見信号場は廃止されました。

周辺

滝見信号場の周辺には、国道4号線が通っています。

隣接施設

廃止時点での、東北本線における滝見信号場の隣の施設は以下の通りです。

日本国有鉄道
東北本線
小繋駅 - (滝見信号場) - 小鳥谷駅

関連項目

日本の信号場一覧

外部リンク

* 滝見信号場

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