焼石駅

焼石駅（やけいしえき）は、岐阜県下呂市焼石にある、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。

歴史

1929年（昭和4年）4月14日：高山線（1934年に高山本線へ改称）が飛騨金山駅から延伸した際に、その終着駅として開業しました。当時は旅客と貨物の両方を取り扱っていました。
1930年（昭和5年）11月2日：高山線が下呂駅まで延伸し、焼石駅は途中駅となりました。
1945年（昭和20年）1月10日：焼石駅と下呂駅の間にある保井戸地区の第4益田川橋梁で、富山行きの列車が脱線転落する事故が発生しました。この事故で45名が死亡し、50名以上が重傷を負うという大惨事となりました。当時の中原村の幹部や住民も多数犠牲となりました。
1961年（昭和36年）2月21日：貨物の取り扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いが廃止されました。
1985年（昭和60年）4月1日：無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となりました。
2009年（平成21年）4月26日：落雷が原因と思われる信号機器室の焼損が発生。5月1日に復旧するまで、代用閉塞による運転が行われました。
2015年（平成27年）3月19日：約86年ぶりに駅舎が建て替えられ、新しい待合所が利用開始となりました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。2つのホームは跨線橋で繋がっています。下呂駅が管理する無人駅で、駅前には水洗式便所が設置されています。

のりば

高山本線

駅周辺

駅周辺は小さな集落です。

飛騨川
国道41号
岐阜県道432号門和佐瀬戸線
中山七里
下原ダム（高山本線有数の鉄道写真の名所として知られています）
天然記念物苗代桜

バス路線

下呂市コミュニティバス
げろバス下呂(中原線)
デマンド下呂

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線

飛騨金山駅 - （福来信号場） - 焼石駅 - （少ヶ野信号場） - 下呂駅 (CG16)

特記事項

焼石駅は、両隣の駅と9キロ以上離れており、それぞれの駅間には信号場が設けられています。また、1945年に発生した列車脱線転落事故は、多くの犠牲者を出す悲惨な事故として記憶されています。2015年に建て替えられた新しい駅舎は、利用者に快適な空間を提供しています。

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