下呂駅

下呂駅

下呂駅（げろえき）は、岐阜県下呂市幸田に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。駅番号はCG16で、「日本三名泉」の一つである下呂温泉の最寄り駅として知られています。特急「ひだ」の全列車が停車し、観光客にとって重要な交通拠点となっています。

駅の特徴

2016年3月現在、高山本線のキハ75形による運用は岐阜駅から当駅までとなっており、当駅から高山駅・猪谷駅間の普通列車はキハ25形のみが使用されています。また、JRの企画乗車券である青空フリーパスが利用できる高山本線の北端の駅でもあります。

歴史

下呂駅は、1930年（昭和5年）11月2日に高山線（後の高山本線）が焼石駅から延伸した際に、その終着駅として開業しました。当初は旅客と貨物の両方を取り扱っていましたが、1953年（昭和28年）に貨物の取り扱いを廃止。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR東海の駅となりました。

駅ではかつて駅弁の販売や立ち食い蕎麦屋の営業がありましたが、2001年（平成13年）9月に終了しています。過去には「美濃屋商店」製造の「飛騨の栗こわい」などの駅弁が販売されていました。2017年（平成29年）5月には、急行「ぬくもり飛騨路」号の運行に合わせて、駅で物産品が販売されるイベントも開催されました。

駅構造

下呂駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅です。各ホームは跨線橋で結ばれています。駅長と駅員が配置された直営駅で、飛騨金山駅～飛騨小坂駅間の各駅を管理しています。JR全線きっぷうりば、自動券売機、キヨスクが設置されていますが、自動改札機はありません。改札は終日、列車ごとに行われます。

のりば

駅の運転取り扱い上、1番線は上下本線、2番線は上り1番線、3番線は下り1番線とされています。全ての番線で上下両方向の到着・出発が可能です。しかし、列車交換や折り返しがない場合は、原則として改札口前の1番線が使用されます。特急列車については、当駅付近で上下列車が接近する場合でも、基本的には当駅での列車交換は行わず、岐阜寄りの少ヶ野信号場や高山寄りの禅昌寺駅で交換が行われます。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は、岐阜県統計書と下呂市データ集によると、以下の通りです。また、下呂温泉宿泊者のうち、鉄道利用者は年度平均で16～17%程度ですが、冬季（1～2月）には約25%と多くなる傾向があります。

駅周辺

下呂駅は、下呂温泉街の中心地とは飛騨川を挟んだ対岸に位置しています。駅に近い下呂大橋を渡れば、徒歩で温泉街へアクセスできます。駅周辺には、宿泊施設や飲食店も数多くあります。

主な周辺施設

下呂市総合観光案内所
下呂駅前バス停留所
下呂市役所
岐阜県立下呂温泉病院
温泉噴泉地（河原露天風呂）
飛騨川
国道41号・国道257号（下呂バイパス）
岐阜県道88号
岐阜県道440号
六ツ見橋
出雲大社飛騨教会
下呂中継局
湯のまち雨情公園

バス路線

駅前広場には下呂駅前停留所があり、濃飛乗合自動車などが運行しています。

主なバス路線

高山濃飛バスセンター行き
加子母総合事務所行き（中津川駅方面連絡）
乗政温泉行き
東上田行き
合掌村・下呂温泉病院方面行き
下呂バスセンター行き
白川郷方面行き
富山行き、高岡行き、金沢行き
げろバス下呂（川渡、井之口・二の樽、船渡・少ヶ野方面）
げろバス萩原（萩原駅前・四美・山之口方面）

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線

焼石駅 - （少ヶ野信号場） - 下呂駅 (CG16) - 禅昌寺駅

特急「ひだ」の隣の停車駅については、各列車の記事を参照ください。

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

下呂駅 - 東海旅客鉄道

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