片岡功

片岡 功（かたおか いさお） - プロフィール

片岡功は1955年3月7日、東京都港区赤坂に生まれた日本の俳優です。彼は旧芸名として片岡正太郎や松原正之介を使用しており、子供の頃から演劇の世界で活躍してきました。彼の家系は芸能一家であり、祖父は著名な歌舞伎俳優である片岡仁左衛門の13代目で、15代目の仁左衛門は叔父にあたります。また、彼の父は清元節の三味線の人間国宝である清元梅吉という名人であり、このような背景から、片岡は幼少期からすでに芸能の道に触れる環境で育ったと言えます。

両親は彼が小学4年生の時に離婚し、それぞれ再婚しましたが、現在は妻と娘と共に家庭を営んでいます。

幼少期からの芸能活動

片岡は小学生の頃から歌舞伎の舞台およびテレビに出演。日本舞踊は花柳流、長唄は今藤政太郎、清元は父の梅吉、笛や囃子は福原百之助（寶山左衛門）に学ぶなど、若い頃から多岐にわたる芸能技術を修得しました。特に笛の演奏では、多くの舞台でその実力を展示しました。

キャリアの確立

1975年、片岡は松浦竹夫演劇研究所に入所。1977年には新演劇人グループであるテアトロ海に所属し、そこで演技力を磨きました。その後、芸能事務所に移籍し、映画やテレビなどで本格的に活動を開始します。彼は俳優業以外にも自動車整備士、ソムリエといった資格を取得し、異なる職歴を持っている点も彼の幅広い人間性を示しています。

主な出演作品

映画

片岡は数多くの映画にも出演しており、1976年の「春琴抄」や1977年「恋人岬」、1977年「悲愁物語」などの作品に出演した後、1981年に公開された「青春グラフィティ スニーカーぶる〜す」や、2014年の「小さいおうち」など、幅広い作品で活躍しています。近年では2022年の「おっさんずぶる-す」でも重要な役を演じました。

テレビ

テレビドラマでも数多くの作品に出演しており、1964年のこども劇場「人道塾物語」では子役として祖父と共演したのが印象的です。大河ドラマ「勝海舟」や「獅子の時代」、さらには「天国の恋」や「北海道警察」といった様々なドラマでもその存在感を発揮しています。

舞台

舞台でも名の知られた存在であり、様々な歌舞伎作品や音楽劇に出演し続けています。1980年の青年歌舞伎祭「女殺油地獄」や、2009年の「売れっ子芸者奮闘記」など把握しきれないほどの舞台経歴があります。

その他の活動

さらに、オリジナルビデオやCMにも出演し、視聴者に親しみを持たれる存在となっています。日清のカップヌードルのCMや野村証券の広告にも出演した事があります。

結語

片岡功は、その多才さと経験豊富な背景から、幅広いジャンルの作品で欠かせない俳優となっています。彼のキャリアは、演技のみに留まらず、多方面にわたる才能と努力を示しており、今後も日本のエンターテインメント界で活躍することでしょう。

もう一度検索