犀潟駅

犀潟駅（新潟県上越市）

犀潟駅は、新潟県上越市大潟区犀潟に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）と北越急行が共同で使用する駅です。駅の管理はJR東日本が行っています。

乗り入れ路線

JR東日本：信越本線
北越急行：ほくほく線

ほくほく線は犀潟駅が終点ですが、大部分の列車は信越本線を経由して直江津駅まで直通運転しています。

歴史

1897年（明治30年）5月13日：北越鉄道の駅として開業。
1907年（明治40年）8月1日：北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁（国有鉄道）の駅となる。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
1997年（平成9年）3月22日：北越急行ほくほく線・六日町駅 - 犀潟駅間が全線開業し、分岐駅となる。
2015年（平成27年）3月14日：直江津駅のえちごトキめき鉄道への移管に伴い、地区管理駅が長岡駅に変更。
2022年（令和4年）9月30日：みどりの窓口の営業を終了。

駅構造

地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有しています。両ホームは跨線橋で連絡しています。
業務委託駅として、JR東日本新潟シティクリエイト（JENIC）が運営しており、管理駅は柏崎駅です。駅舎は1番線北側に面しており、新潟県内の鉄道駅に現存するものとしては最古の木造駅舎です。有人改札、近距離きっぷ券売機（1台）、自動販売機、トイレなどが設置されています。近距離きっぷ券売機では、ほくほく線方面は六日町までの切符を購入できます。

のりば

1番線：信越本線（下り：直江津方面）・ほくほく線（六日町方面からの直通）
2番線：欠番
3番線：信越本線（上り：長岡・新潟方面）・ほくほく線（六日町方面への直通）

ほくほく線と信越本線の直通列車は、ダイヤによって1番線（六日町方面）または3番線（直江津方面）から発車します。

北陸新幹線が金沢駅まで延伸する前は、特急「はくたか」が当駅を経由していました。上り列車は3番線、下り列車は1番線を通過し、くびき・土底浜方でほくほく線に転線していました。

利用状況

JR東日本によると、2023年度の1日平均乗車人員は595人です。
ただし、この数値にはほくほく線から直通する列車で信越本線方面へ通過する「通過人員」も含まれています。犀潟駅はJR東日本と北越急行の境界駅であり、両社間の通過人員も当駅で乗降したものとみなされるため、実際の乗降客数はこれよりも少ないとされています。上越市によると、近年における当駅の1日あたりの利用者数は「550人程度」です。

北陸新幹線開業前の2014年度までは、特急「はくたか」が運行しておりましたが、2015年度以降は廃止されたため、乗車人員は大幅に減少しました。

駅周辺

駅前は大潟区犀潟地区の中心地で、国道8号に面しています。

国道8号（直江津バイパス）
新潟県道129号犀潟柿崎線
新潟県道468号大潟上越線
新潟県道253号浦川原犀潟停車場線
犀潟郵便局
第一工業製薬 大潟工場
国立病院機構さいがた医療センター
直江津電子工業
INPEXメガソーラー上越（旧：帝石トッピング・プラント頸城製油所）
ブルボン 大潟工場

バス路線

頸北観光バスと頸城自動車のバスが乗り入れています。

頸北観光バス：25 犀潟駅線
頸城自動車：1 上越大通り線（犀潟駅入口バス停から徒歩3分）

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
信越本線
快速：直江津駅 - 犀潟駅 - 柿崎駅
快速（下り1本）・普通：黒井駅 - 犀潟駅 - 土底浜駅
北越急行
ほくほく線（当駅 - 直江津駅間はJR東日本信越本線）
くびき駅 - 犀潟駅 - （一部黒井駅） - 直江津駅

参考文献

石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。

外部リンク

駅の情報（犀潟駅）：JR東日本
犀潟駅 - 北越急行

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